宇部市新天町に10月13日、スーパー「まるき常盤通り店」(TEL 0836-43-9151)がオープンした。
「丸喜」(本部=山陽小野田市西高泊)の29店目となる同店。宇部市が進める「中心市街地活性化基本計画」を背景に、同ビルを所有するオーナーや市からの要請を受けて今春に出店を決めた。
場所は、昨年2月に閉店したスーパー「レッドキャベツ」跡。店内を全て改装し、あえて照明を落として商品にライトを当てる。生鮮食料品や日用品を主にそろえ、会員制スーパー・コストコの商品を扱うほか、地元野菜を陳列するコーナー「とれたて市場」を設置。年商7億~8億円を見込む。
店内には、地域貢献の一環として約50席の「パブリックスペース」を設け、休憩や学習などを自由にできるようにしたほか、キャンドル・ドライフラワー店「kokoroe.(ココロエ)」(山口市阿知須)が手掛けるドライフラワー専門ブースも開いた。
オープン初日は開店時間に合わせて近隣住民らが来店してにぎわい、順調な滑り出しを見せた。今月26日には、2階に100円ショップ「セリア」がオープンする予定。
木谷宏治社長は「出店の際はいつも近隣店の統合などをしてきたが、そういった意味合いでは久しぶりの新規出店。世代を超えて利用していただけるように来店動機になり得ることを多く設けるなど工夫を施した」と話す。
「前店舗が撤退したことからも、この場所が市街地ながら難しいことも分かっているが、地域の方にはいつものスーパーとして、市内の方には目的に応じて足を運んでいただける店として親しんでもらえれば」と話す。
営業時間は9時~20時。