ラーメン店「九醤豚骨ラーメンYUTAKA」(宇部市東新川町1、TEL 0836-39-6799)が9月29日、JR東新川駅前にオープンした。
場所は「一久東新川店」跡で居抜き出店。運営するのは、つけ麺専門店や居酒屋などを展開する「YUTAKAグループ」(本社=中村3)で、グループ内で13店目。9時30分から営業し、「朝ラーメン(朝ラー)」の需要を喚起する。
出店のきっかけは、同社の既存店がコロナ禍で影響を受け続けていることから。野上裕太社長は「今もダメージを受け続けている中で、ラーメン業態は左右されにくいことがわかった。会社のダメージを回復させるための突破口として出店を決めた」と話す。
店舗面積は約12坪。席数はカウンター13席。提供するのは豚一頭を3日間煮込んで作る濃厚スープの豚骨ラーメン。つけ麺専門店「二代目YUTAKA」で提供している豚骨スープをベースにし、甘口の九州醤油を7種類ブレンドしたタレと合わせる。麺には、卵麺の細麺を採用した。
メニューは「ラーメン」(680円)と「ライス」(130円)のみ。ラーメンは、チャーシューとごま油で絡めたねぎをトッピングし、「宇部ラーメンにインスパイアを受けた、どろりとした濃厚な味わい」(野上社長)を売りにする。
オープン後からの様子について、野上社長は「ランチタイムとディナータイムを中心に、週末には約300人の来店がある。『朝ラー』は夜勤の仕事終わりの方などのご利用が多い」と話す。
「多くの方にお越しいただき、ありがたい限り。厳しい状況が続くが、負けることなく今後も飲食業の中で、さまざまな業態にチャレンジしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は9時30分~20時。月曜定休。