宇部・厚東の窯元「太古窯家門陶房」(宇部市吉見関口西、TEL 0836-62-2151)で現在、毎年恒例の「秋の窯出し 干支(えと)展」が行われている。
11月6日に始まった同展。来年の干支である「丑(うし)」をモチーフにした大小さまざまな置物70点以上を展示するほか、縁起物として人気の高い干支の作品や、さまざまな種類の動物の置物、犬や猫などの動物付き花瓶やペン立て、茶碗や食器などの作品も多数展示する。
太古窯家門陶房は、先代の白石家門さんが今年3月に亡くなり、これまで一緒に作品を制作してきた息子の白石貴房さんが跡を継いだ。
白石さんは「一品一品手作りのため、色や顔の向きなどが変わることもある。チョッキや着物を着た丑や、猫が丑の上に乗っている商品などの愛らしい商品を多数展示しているので、自分用やプレゼントにぜひ」と話す。
「尊敬する父が今年亡くなり、これまで一緒にやってきた干支展も一人になって始めて開く。父が作っていた作品には及ばないかもしれないが、皆さんに愛されるような作品作りを常に心掛けている。丑だけでなく、いろいろな種類の商品があるので、たくさんの方に来ていただけたら」とも。
営業時間は10時~17時。12月20日まで。