「アンサンブル」をテーマにインスタレーション-山口情報芸術センター

「without records(ウィズアウトレコーズ)」の説明をする大友良英さん

「without records(ウィズアウトレコーズ)」の説明をする大友良英さん

  •  
  •  

 山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で7月5日から、YCAM5周年記念事業「大友良英 / ENSEMBLES(アンサンブルズ)」展が開催されている。

 同展は、音楽家・大友良英さんによるインスタレーション展で、館内各所を使って展開する。「アンサンブル」をテーマに、音、映像、空間を多面的にメディアミックスした4つの展示作品、3回のライブ、関連企画などを行う。

[広告]

 展示作品「quartets(カルテッツ)」では、スタジオに8人のミュージシャンによる演奏が流れ、そのシルエットが3メートル四方のキューブ状のスクリーンに映し出され、スタジオの壁に設置された横8メートル×縦6メートルの巨大スクリーンには、音に共鳴した映像が映し出される。9月15日まで。

 広々としたホワイエの空間に123台のポータブルレコードプレーヤーを設置した作品は「without records(ウィズアウトレコーズ)」。レコードを使わずに、異素材を取り付けたレコードプレーヤーが発するサウンドが共鳴し、空間に響き渡る作品。家庭に眠っていたレコードプレーヤーを集め、32人のボランティアスタッフが1台1台改造して、作品を作り上げた。

 展示作品「filaments(フィラメンツ)」は、同センター内にある閉館後の山口市立中央図書館を使って、多数のLEDライトがロングスパンで明滅し、静かなサウンドが流れる作品。図書館を見渡せる2階ブリッジから観賞する。展示時間は、月曜~金曜=19時~20時、土曜・日曜・祝日・図書館休館日=17時~20時。

 現代美術家・高嶺格さんとのコラボレーションによる廃材と光線を使ったサウンドインスタレーションを繰り広げる作品「orchestras(オーケストラズ)」は、8月23日から展示する。

 大友さんは「今回の滞在制作で感じたのは、YCAMのスタッフが良いということ。テクニシャンやスタッフが優秀で、ここでないとできない作品だと思った。この展覧会には、近隣の人だけでなく、遠方からもどのくらいの人が来るか楽しみ」と話している。

 今後のイベントとして、ライブ「Musics」(8月23日)、ライブ「Networks」(10月11日)、「こどものための即興オーケストラワークショップ」(8月17日)、「大友良英の音楽参加の映画作品特集上映」(7月11日~13日、8月1日~3日、9月12日~14日)を予定。

 開館時間は10時~20時。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入場無料。10月13日まで。

不可視のデータを視覚・聴覚的に表現-池田亮司さんがインスタレーション展(山口経済新聞)山口で新スタイルの建築展-気温などの環境情報を建築物にして投影(山口経済新聞)坂本龍一さんと高谷史郎さんの作品展でギャラリーツアー(山口経済新聞)「大友良英 / ENSEMBLES(アンサンブルズ)展」オフィシャルサイト山口情報芸術センター(YCAM)

  • はてなブックマークに追加