居酒屋「魚と炭 おんじょ」（宇部市中央町3、TEL 0836-52-7202）が10月4日、宇部にオープンした。

「かつおの藁焼き」

　店主は宇部出身の木村誠さん。市内の居酒屋で経験を積み、「いつか自分の店を」という夢をかなえ、地元で独立開業した。木村さんは「おんじょは、鹿児島弁で『おじさん』の意味。30代後半の自分と同世代が、落ち着いた空間でおいしい魚と酒をリーズナブルに楽しめて、気取らずに過ごせる『大人の居酒屋』にしたかった」と話す。

　店舗面積は約32坪。カウンター席6席、テーブル席24席。地元で仕入れる旬の地魚を使った魚料理と、「長州鶏」を備長炭の炭火で焼く炭火焼き料理などを提供する。

　魚メニューは、「刺し身盛り合わせ」（659円）、「黒瀬のごまぶり刺し」「瀬戸内たこねぎ塩」（以上879円）、日替わりの「なめろう」（714円）のほか、「鯛（たい）出汁（だし）茶わん蒸し」（274円）、あら汁付きの「鯛出汁の炊き込みご飯」（549円）、「黒瀬ぶりのたたき包み寿司（ずし）」（329円）などを提供する。

　木村さんは「日替わりの魚料理は、刺し身や藁（わら）焼き・炭火焼き・煮る・焼くなどさまざまな調理法で提供する。いろいろなスタイルで違った味わいを楽しんでもらいたい」と話す。

　炭火焼き・一品メニューは、「もも煙焼き」（769円）、「はつ炭焼き」（1本197円）、「大分県産しいたけ炭焼き」（1本252円）など。

　このほか、「海老の天ぷら」（659円）、「自家製タルタルアジフライ」（549円）、「いくらのせ海苔（のり）天ぷら」（439円）などの天ぷらメニューのほか、おつまみメニューも用意する。アルコール類は、「貴」「雁木」などの地酒を中心に、自家製のミカンシロップを使ったサワーやハイボールもそろえる。客単価は4,000円～4,500円前後。

　木村さんは「料理の味や見栄え、店内の雰囲気、オープンカウンターでのお客さまとの会話など、全てで楽しい空気感を演出し、地元中心の常連さんでにぎわう店にしていけたら」と話す。

　営業時間は17時30分～24時。日曜定休（月曜が祝日の場合は日曜営業）。