中古アナログレコードを中心にCDやカセットテープなどを取り扱うレコード店「flowers of romance（フラワーズ オブ ロマンス）」（宇部市浜町2）が10月8日、西宇部から浜町に移転オープンした。

レコードが並ぶ店内

　移転場所はカフェ＆ギャラリー「GLYCINES（グリシーヌ）」の1階。店主の益田和己さんが、グリシーヌのオーナー・谷川涼子さんと親交があり、店舗が手狭になってきたことなどから移転に踏み切った。

　昨年9月のオープンから1年がたち、益田さんは「近年はレコードブームが再熱しているが、福岡や広島など県外からもレコードファンが訪れてくれ、求める人が多いと感じている。サブスクで音楽が手軽に楽しめる時代になったこともあって、お客さんの年齢層も幅広くなったように思う。レコードはジャケットのアートワークも魅力。若い世代でも部屋に飾りたいという人も多い」と話す。

　新店舗の面積は約40平方メートル。移転前の約2倍になり、店内に新たにピアノも設置し、アーティストによる演奏会などに対応できるようにした。「次の世代を育てたい」と前店舗で行っていた市内のギター講師によるギター教室も引き続き行い、今後はピアノ教室なども行っていく予定という。「音楽教育にも力を入れていきたい。ゆくゆくは録音機材をそろえ、アコースティックギターなどのレコーディングにも対応できるようにしていけたら」と益田さん。

　益田さんは「友人にも恵まれ、今の自分があるのは音楽があったから。知らなかった音楽と出合い、音楽を通じて人と出会い、日常的につながりが生まれるきっかけの場所になれば」と話す。

　営業時間は11時～20時。木曜定休。