ギャラリー&バイカーズカフェ「ALPHA CAFE(アルファカフェ)」(山口市阿知須、TEL 0836-55-7328)が9月1日、阿知須にオープンした。
山口市出身の画家・佐藤理恵さんと、韓国出身で夫の張宇辰(ジャン・ウジン)さんが開いた同店。佐藤さんは2010年から画家として活動し、現在は山口市のアトリエを拠点に活動する。張さんは、これまで韓国で理学療法士として働き、約5カ月前に山口に移住した。
佐藤さんは「バイクでのツーリングやアウトドアが夫婦の共通の趣味。私は以前から画廊喫茶、夫はバイカーズカフェを開きたかった。それぞれが思い描いていたことが一つになって実現した」と話す。
店舗面積は約15坪。張さんが好きなアメリカンテイストに仕上げた店内に、カウンター席8席、テーブル席13席、ソファ席の半個室席を設け、佐藤さんの絵画作品などを展示したギャラリーを併設する。
提供するのは、「健康に寄り添い、心も身体も喜んでもらいたい」というコンセプトの下、農薬を除去した豆を使った「コーヒー」(750円、650~700ミリリットルのメガサイズ)や、山口県産茶葉を使った「小野茶」「ほうじ茶」「オーガニックルイボス」(以上500円)などのほか、保存料や化学調味料不使用のソーセージを使った「ホットドッグ」(750円)、竹炭を使ったスイーツなど。
「コーヒー」で使用する豆は、自家焙煎珈琲専門店「ブラザーズコーヒー」(米子市)から取り寄せ、エスプレッソで抽出して電解水素水で淹れる。
張さんは「韓国では大容量サイズのコーヒーを提供している店が多いので、日本でもその文化を再現できれば。たっぷりのコーヒーと一緒にゆっくり滞在してほしい。人との出会いも、新しい趣味との出合いも楽しめる交流スポットになれば」と話す。
佐藤さんは「阿知須は豊かな自然と温かい人々に囲まれている。ツーリングやドライブの立ち寄りスポットとして、一息つける空間を提供したい。じっくりとアートを鑑賞してもらったり、おしゃべりを楽しんだり、時間を気にせずに思い思いに過ごしてもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~18時(日曜は12時~)。月曜・火曜定休。