萩焼の文化を体験するイベント「うつわの秋」が9月16日、長門・湯本温泉で始まった。主催は、萩焼深川窯振興協議会と長門湯本温泉まち。
もうひとつの萩焼とも言われる「深川萩(萩焼深川窯)」を展示する同イベントは、2020年から始まり今年で4回目。湯本温泉からほど近くの窯元集落「三ノ瀬(そうのせ)」では、5つの窯元、8人の作陶家が現在も茶陶器を作り続けている。
メイン会場となる「恩湯」では、今年のテーマ「秋暁(しゅうぎょう)」をイメージした深川萩の伝統的な技術や素材を使った「明けの器」を展示する。お土産所「おとずれ堂」では、茶陶やオブジェなど作家性の強い作品を展示し、カフェ「cafe&pottery 音」では、カップや皿など日常に取り入れやすい作品を展示する。
関連企画として、メイン会場に隣接する「恩湯食」が、深川萩の器で「特製プリン」を提供するほか、同温泉街のバー「THE BAR NAGATO」は、長門初のクラフトジン「青舞(オーブ)」を使った限定ドリンクを提供。クラフトビール醸造所「365+1 BEER」は、深川萩のビアマグにクラフトビールを注いだ「飲み比べセット」を提供する。
同展は今月25日まで。開催時間は、恩湯=10時30分~17時30分、おとずれ堂=11時~18時、火曜・水曜・木曜定休、cafe&pottery 音=10時~16時、水曜・木曜定休。