宇部で音楽劇「俺たちの祭り」-郷土愛をテーマに市民も多数参加

熱のこもったけいこを行う「俺たちの祭り」の出演者。

熱のこもったけいこを行う「俺たちの祭り」の出演者。

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 宇部市民が出演する音楽劇「俺たちの祭り」が2月14日、渡辺翁記念会館(宇部市朝日町)で上演される。

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 主催する「演劇で宇部を元気にする会」は、2008年2月に音楽劇「街の歌が聞こえる~僕んちは教会だった」を上演。昨年3月には「わたしたちの青空~もうひとつのカッタ君ものがたり」を上演し、今回で3回目の上演となる。

 今回のテーマは「郷土愛」。地元に残った若者がたった1人で祭りを企画し、地元を離れて都会に行った仲間や、時代に取り残されたと思い込み元気をなくした両親や祖父母などの世代を巻き込みながら大規模な祭りへと昇華させる。脚本は高橋圭さん。演出・構成脚色は宇部出身で劇団「東京ギンガ堂」の代表など東京を拠点に国内外で活躍する演出・脚本家の品川能正さん。

 公募で集まった幅広い年齢層(小学生~70歳)の一般市民が出演するほか、おやじバンドやよさこいグループなどの団体も出演する。本番まであと1週間に迫った2月6日のけいこには、テーマ曲を担当した宇部出身のシンガーソングライター・陣内大蔵さんも参加し、元宝塚歌劇団トップスターの千珠晄(せんじゅひかる)さんの振付指導の下で熱のこもったけいこを行った。千珠さんは宇部を訪れた宝塚専科生の役柄で出演する予定。

 「一流のプロの人たちによる指導のおかげで演技のレベルも上がってきた」と話す同会の青谷和彦代表。「今回は、1960~80年代の宇部を舞台にした前回までとは違い、現在の宇部を舞台にしたストーリー。劇中で描く『冬の祭り』が現実のものになれば」とも。

 上演は13時~と17時~の2回。料金は、前売り=1,000円、当日=1,300円。中学生以下無料。問い合わせは同会(TEL 0836-32-6661)まで。

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