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「福島の酒で晩酌を」-宇部の養鶏農家、配達先に呼び掛け被災地支援

福島の酒「国権」と松原酒店店主の松原寛さん

福島の酒「国権」と松原酒店店主の松原寛さん

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 宇部・小野の養鶏場「しんあい農園」(宇部市大字小野)オーナーの足立進さんが、東日本大震災の被災地を独自の形で支援している。

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 今までに大きな災害があった際には、現地に出向き炊き出しに参加するなどの活動をしてきた足立さん。今回現地に行くことができない葛藤と戦いつつ何らかの形で支援したいと考え、親友の松原酒店(東本町1)店主の松原寛さんの妻・香奈子さんが福島・会津出身だという縁から、松原酒店が仕入れている国権酒造(福島県南会津郡)の酒を自ら窓口になって販売し、晩酌してもらうことでの支援を思いついたという。

 足立さんは4月7日から県内下関から下松まで、卵の配達先でチラシを配り協力を呼び掛けた。今までに配ったチラシは300枚以上。「一度に6本注文してくださる方もあり、たくさん注文を受けている」という。

 販売するのは同酒造の「本醸造」(2,050円)と「特別本醸造」(2,680円)。「どちらも日本酒通の松原さんがおすすめする酒」と足立さん。「多くの方に協力していだたき、この取り組みをして良かったと思っている。私たちの晩酌で東北の経済活動を応援できれば」とも。

 足立さんの取り組みについて、松原さん夫婦は「本当に良い友達を持って幸せ」と顔をほころばせる。

 同取り組みはしばらく続ける予定だという。問い合わせは足立さん(TEL 090-4806-6345)まで。

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