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宇部の植物工場で「感謝祭」-宇部フ短大とのコラボ料理試食も

クリーンルームの工場内で野菜を栽培する「ウベモクファーム」

クリーンルームの工場内で野菜を栽培する「ウベモクファーム」

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 宇部・新天町の植物工場「ウベモクファーム」(宇部市新天町2、TEL 0836-43-7227)で2月15日、「感謝祭」が開催される。

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 昨年4月、商店街の空き店舗を利用して約10種類のベビーリーフを水耕栽培で育てる植物工場として稼働を始め、9月に店舗営業を開始した同工場。今回、知名度の向上などを目的にイベントを開く。

 同イベントでは、宇部フロンティア大学短期大学部食物栄養学科とコラボした料理を試食として提供する。「当工場で栽培した野菜をサラダ以外での食べ方を提案したい」(同社の中尾泰樹常務)と、学生が考案した「ピンクリゾット」(100食)と「ハーモニーリーフのフレッシュピザ」(200食)を無料で振る舞う。

 同コラボは、宇部市の「もの作りマーケティング支援事業」の一環。昨春に同社からコラボを持ち掛け、管理栄養士で同学科の櫻井菜穂子准教授のゼミに所属する2年生4人がレシピを考案。昨年11月の宇部まつりでは第1弾として、トルティーヤに野菜などを巻いた「蒸し鶏のラップロール」の試食提供を行った。

 「同工場の野菜は洗わずにそのまま使えることや、ビタミンCやカルシウムなどの栄養価が高いことがポイント」と櫻井准教授。「メニュー開発では『朝ごはん』をテーマに手軽に作れることを重視し、野菜を加熱する発想のレシピなど計9品をこれまで考えてきた」と話す。

 中尾常務は「9月以降、平日に店頭で販売する30袋はほぼ売り切れるようになり、市内飲食店への卸売りの実績もできたが知名度はこれから。当工場の野菜がどのようなものなのか、少量でたっぷりの栄養がとれる野菜だということをこの機会に広く知っていただきたい」と話す。

 当日はコラボメニューのレシピカードを配布するほか、宇部出身の似顔絵師・カッキーさんが来場し、先着50人に似顔絵を無料で進呈する。

 開催時間は11時~14時。

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