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山口宇部空港に初の国際定期便 韓国から152人来県、放水アーチで歓迎

就航記念セレモニーの様子

就航記念セレモニーの様子

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 山口宇部空港(宇部市沖宇部)に11月28日、同空港初となる「国際定期便」の初便が降り立った。

韓国から到着したエアソウルの飛行機

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 定期便は、アシアナ航空の子会社・エアソウル(本社=韓国)が3月25日まで、山口宇部-仁川間を週3回(月曜・水曜・土曜)往復運航する。運航機材は195人乗りのエアバスA321-200型機。

 2013年度冬期から県が取り組むインバウンド観光推進の一環として、山口宇部-仁川間で連続チャーター便を運航してきた。初年度の利用率は84.3パーセント、2014年度は95.7パーセント、2015年度は93.6パーセントと好調だったため、県が定期便化を働き掛けて実現に至った。

 同日15時25分、152人を乗せた同便が滑走路に降り立ち、消防車からの放水アーチに迎えられてターミナルに到着。国際線の到着口では村岡嗣政山口県知事や久保田后子宇部市長、県PR本部長「ちょるる」などが出迎え、観光パンフレットや山口茶のティーバッグなどが入った記念品を手渡した。

 国際線旅客ターミナルビルでは「就航記念セレモニー」も行われ、同便に搭乗して来宇したエアソウルの柳光熙(リュ・グァンヒ)社長が「歴史と伝統ある山口県に就航できてうれしい。両国の観光活性化、民間交流の拡大に期待したい」とあいさつ。

 村岡県知事は「これまでエアソウル本社や東京本部にも足を運んで尽力してきた。開港50周年の年に実現し、うれしく思う」と笑顔を見せ、今後については「今年度から観光プロモーターをアジア各国へ配置し、韓国ブロガーを誘致するなど、県の魅力発信を積極的に行っている。この定期便を成功させ、便数を増やして通年化を目指したい」と力強く話した。

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