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山口の亀山食堂跡に「いっかん」 ラーメン店が移転し食堂へ、メニュー刷新

「いっかん」外観

「いっかん」外観

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 食堂「いっかん亀山店」(山口市中央3)が4月1日、山口にオープンした。

同店が提供する「亀山ちゃんぽん」と「豚骨ラーメン」

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 2020年から営業してきたラーメン店「北浦中華そば いっかん」(山口市平井)が移転し、中華料理や定食などを提供する「食堂」に刷新。運営は、「長州屋」などを手掛けるコンサルティング企業「はなさん」(湯田温泉4)。 

 場所はラーメン店「亀山食堂」跡で、もともと縁があった「亀山食堂」の店主から約1年前に声をかけられたことが移転のきっかけという。

 上田一成社長は「山口市民に長年愛されていた『亀山食堂』を復活してほしいという声、そして昼食を食べる店が少ないという声を多く聞き、この場所で地域の人の胃袋を支えられる店を作ろうと決めた。当時の雰囲気を残した店内で、当店オリジナルのメニューを味わってほしい」と話す。

 店内は「亀山食堂」の内装をほとんどそのまま生かし、カウンター席=5席、テーブル席=12席、座敷席=10席を設ける。

 メニューは、「昔ながらの町中華」をイメージした「肉めし」(680円)や「長州チキンステーキ」(880円)、「鉄板焼きそば」(750円)などを用意。ラーメンは、「煮干し塩ラーメン」「煮干し醤油ラーメン」「豚骨ラーメン」(以上750円)、「つけ麺」(700円)など、移転前の「いっかん」の味をそのまま提供する。

 5月中旬からは「亀山ちゃんぽん」(850円)の提供を予定する。豚骨と煮干しのダブルスープで仕上げ、直径35センチ程の大きな器で提供する。

 上田社長は「亀山食堂を知るお客さんから『懐かしい』という反応がある。長い時間をかけて愛されてきた『亀山食堂』のように、地域の人の記憶に残る店になれるよう、お客さんの声を聞きながら親しまれる存在になっていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。日曜定休。

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