宇部・小松原町のレザー作家、アトリエの一部をギャラリーに

店内はすべて金子さんによる手作り。少しずつ作り進めているという

店内はすべて金子さんによる手作り。少しずつ作り進めているという

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 宇部・小松原町に3月21日、レザー作家のアトリエ&ギャラリー「one(ワン)」(宇部市小松原町2、TEL 0836-39-3744)がオープンした。

鍵に帽子のようにかぶせる「key hat(キー・ハット)」

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 同アトリエは、宇部市在住のレザー作家・金子裕一さんが開いたもので、もともとアトリエとして使っていた約3坪の空間を、半分をアトリエ、半分をギャラリーとして開放した。

 宇部市出身の金子さんは、知人からレザークラフトを教えてもらったのがきっかけで、10年前から独学で作品作りを始めた。働きながら趣味として、タバコケースや革のアクセサリーを作って自分で使ったり、知人に頼まれて財布などを作ったりしていた。ものづくりが好きだったことと、30歳になったら何かしようとずっと考えていたこともあり、昨夏に仕事を辞めて、同アトリエ兼ギャラリーを開いた。

 金子さんの作品は、シンプルでありながらちょっとした遊びがあるデザインが特徴。昔ながらの製法である植物タンニンなめしの革を使い、すべて一つひとつ手縫いで作っているという。

 展示販売しているのは、ブックカバー(3,500円~4,500円)、財布(13,800円~)、名刺ケース(3,200円~5,000円)など。鍵に帽子のようにかぶせておく「key hat(キー・ハット)」(300円)、革の切れ端を使ったマウスパッド「scrap leather(スクラップ・レザー)」(1,500円)、顔のように見える小物入れ「nikkori pouch(ニッコリ・ポーチ)」(6,500円)など遊び心のある作品も。同じものを大量生産するのではなく、少しずつ違ったデザインにしているという。

 金子さんは「シンプルなデザインなので、年代を問わず使ってもらえるのでは。愛着を持って使ってくれる人に買ってもらいたい。今後は作品展やちょっとした展示会をしながら、多くの人に自分の作品に触れてほしい」と話す。

 営業時間は13時~20時。水曜定休。(©マルニ)

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