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宇部の画廊で銅版画家・梅田恭子さん個展-「銅版画と鉛筆画」テーマに

「それぞれの感性で感じ取ってほしい」と梅田さん

「それぞれの感性で感じ取ってほしい」と梅田さん

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 宇部・東新川の「菊川画廊」(宇部市東新川町4、TEL 0836-31-9822)で6月12日、銅版画家・梅田恭子さんの個展が始まった。

梅田さんの作品「貝殻と蛾」

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 同展は、埼玉・川口在住で東京を中心に活動を行う銅版画家・梅田恭子さんによる山口県初の個展。「銅版画と鉛筆画」をテーマに展示する。

 年間で3回の個展を開きながら約100点を描く梅田さん。展示するのは、2005年から今年にかけて描いたドローイング(素描)や蜜ろうで描いた作品、わら半紙に描いた作品など、初公開作品3点を含む36点。中原中也賞を受賞した作家・辺見庸さんの詩文集「生首」の装画のために描かれた作品も展示する。

 多摩美術大学デザイン科でグラフィックデザインを専攻し、同大学院を卒業した梅田さんが描くのは「心象画」。自身の心の中に浮かぶイメージや気配・存在などを表しているという。「描くときには夢中になっているが、今私が存在しているということや生かされていることへの感謝や畏(おそ)れなど、言葉にできない気持ちを表現している」と梅田さん。

 「作品にメッセージ性などは持たせず、ご覧いただいたそれぞれの方の読み取り方や受け取り方で作品を感じてもらいたい。絵に会いに来ていただければ」と梅田さん。

 開廊時間は10時~18時。観覧無料。今月18日まで。期間中は梅田さんが在廊する。

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