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山口・湯田温泉に居酒屋「魚バルここん」 「魚さばき方教室」主宰女性が出店

「魚の魅力を伝えていきたい」と椎木優子さん

「魚の魅力を伝えていきたい」と椎木優子さん

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 「魚さばき方教室」を開いてきた女性が9月13日、山口市湯田温泉に居酒屋「魚バルここん」(TEL 083-923-5523)をオープンした。

「魚バルここん」が提供する地魚

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 店主は、山口市内出身の椎木優子さん。これまで出張型の「魚さばき方教室」のほか、商店街でのマグロの解体ショーや道の駅でのクッキングショーなどを行ってきた。

 出店について「活動を始めた当初から、実店舗を持つことを視野に入れていた。居酒屋営業することで自分の活動を知ってもらい、魚の魅力やおいしさを発信したい」と話す。今後は日中に教室を開き、夜は居酒屋営業を行う。

 明るい雰囲気に仕上げた店内にカウンター7席を用意。メニューは日替わりで、今の時期は「カマスフライ」(500円)や「自家製サシゴ干物」(580円)、「アオリイカ下足(げそ)バター」などのほか、「しらす卵とじ」(以上400円)や「海鮮茶漬け」(580円)、「鯛(たい)あら炊き」(350円)など20種類を提供。日本海や瀬戸内で取れる魚を提供する。

 ドリンク類は、生ビール(520円)やハイボール(500)のほか、長門市産のユズを使った「ゆず吉モヒート」(550円)や「貴」「雁木」などの地酒もそろえる。地元客のほか、観光客や若い女性客もターゲットにする。

 2015年ころから魚の卸売業に携わり、魚の知識を深めてきた椎木さん。「私が活動を始めたのは、地元にこんなにもおいしい魚があることに感動したから。それを若い世代や魚をさばけない人にも伝えていきたい」と笑顔を見せる。

 「10月からは、店での『魚のさばき方教室』もスタートした。昔ながらの魚食文化を守り、新しい魚の食べ方も提案していきたい。まだまだ不安も大きいが、挑戦して頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は18時~23時。月曜・火曜定休。

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