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「夏の夜のおはなし会」 山陽小野田・厚狭の寺で住職が怪談話

主催者の開初会長(写真左)と、怪談話を披露する江澤住職

主催者の開初会長(写真左)と、怪談話を披露する江澤住職

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 猛暑の夏を怪談話でひんやりとさせる「夏の夜のおはなし会」が8月23日、山陽小野田・厚狭の「洞玄寺(とうげんじ)」(山陽小野田市郡)で開かれる。主催は、厚狭図書館利用者有志による「厚狭図書館友の会」。

イベント前に煎茶と菓子を提供する洞玄寺の茶室

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 厚狭毛利家の菩提(ぼだい)寺である「洞玄寺」の協力を得て初めて自主開催するイベント。当日は、ロウソクの火が揺らめくお寺の本堂で行う。

 洞玄寺住職の江澤正思さん、山口県内で活動する語り部・黒瀬圭子さんの怪談話のほか、厚狭図書館が所有するブラックシアター「厚狭の寝太郎さん」の上演や、サックス奏者グループ「Mono sax Quatuor(モノ サックス カルテット)」によるサックス四重奏が行われる。

 江澤さんは洞玄寺の歴史を絡めて、背筋が冷える話を用意しており、「普段の法話で怪談話をすることはない。明治時代初期にあった士族の反乱などを話そうと思っている」という。黒瀬さんは下関を舞台にした怪談話「耳なし芳一」など3作品を語り伝える。

 厚狭図書館友の会の開初茂夫会長は「地方では、語りや読み聞かせの大人向けイベントが少ない。いつか厚狭で開催したいと思い、語り・夏・夜というキーワードから『怪談』を主軸にした。雰囲気あるシチュエーションで、刺激や楽しさ、街の歴史も感じてほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は19時~21時。事前申し込みが必要で、定員は100人。チケットは洞玄寺と厚狭図書館で販売する。料金は一般(中学生以上)=前売り1,500円、当日2,000円。小学生=前売り800円、当日1,000円、未就学児無料。申し込み・問い合わせは厚狭図書館(TEL 0836-72-0323)まで。

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