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山口市立図書館で福袋ならぬ「福本」企画 擬音語で本との出合い演出

同館職員の藤本由美子さん

同館職員の藤本由美子さん

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 山口市立中央図書館(山口市中園町)で現在、年始特別企画「新春福本 五(語)感でえらぶ ~ドキッ!ひゅーん オノマトペ~」が行われている。

オノマトペが書かれた本

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 新たな本との出合いを目的に1月4日に始まった企画。「五(語)感でえらぶ」をテーマに小説、ドキュメンタリー、実用書、テレビで話題になった本など幅広いジャンルの中から図書館職員が選んだ本を貸し出す。

 対象の本は、クラフト紙で包んで表紙やタイトルが見えないようにし、「ドキッ!」「キラキラ」「わくわく」「ピリリ」「つるつる」など、その本に合ったオノマトペ(擬音語、擬態語、擬声語等)を書いたシールが貼られている。利用者は、オノマトペを頼りに自分好みの本を選んで借りる。

 同館職員の藤本由美子さんは「当館では初の取り組み。岐阜県にある図書館が本にオノマトペを付ける企画を実施したことを知って面白い取り組みだと思っていた。新型コロナで来館者が減っているので、来館者に少しでも楽しんでほしいと思って福袋ならぬ『福本』として企画した」と話す。

 「表紙の見た目や好きな作家で本を選ぶことが多いと思うが、今回は気になったオノマトペで本を選んでもらい、年の初めに一味違った本と出合ってもらえたら。今後も皆さんに楽しんでもらえるような企画をしていきたい」と話す。

 開館時間は10時~19時。火曜休館。なくなり次第終了。

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