映画を楽しむ野外イベント「CINEMArche(シネマルシェ)~山口街中映画祭 野外編~」が3月21日、亀山公園(中河原)の「ふれあい広場」で開かれる。
「山口街中映画祭」は、主要映画館がない山口市で映画を楽しめるイベントを開き、商店街のにぎわいを創出しようと2019年の3月と11月に実施し、1回目は511人、2回目は715人の来場を記録。これまでは屋内で行っていたが、今回は感染症対策として初めて野外で実施する。
主催する山口街中映画祭実行委員会の石川優一さんは「実施したアンケートで『商店街に来るきっかけになった』『子どもたちと初めての映画で思い出になった』といったうれしい声をたくさん頂いた。家族連れから1人での鑑賞など、幅広く楽しんでもらえている様子」と話す。
当日は、広場に上映会場(入場制限あり)を設け、トラックに映像を映し出す「ビジョンカー」で上映するほか、入場しなくても参加できるマルシェも開く。出店するのは、キッチンカーの「お茶の鴻雪園」(山口市後河原)、「Nishida Coffee(西田コーヒー)」(湯田温泉5)、「サビエルカンパーナ&特産cafeやまのわ 小郡店」や、ハンドメード雑貨店など計6台。
上映作品は、「ちえりとチェリー」「チェブラーシカ 動物園へ行く」「パンダコパンダ」「アルプススタンドのはしの方」「くだまつの三姉妹」の5本。「くだまつ三姉妹」の脚本を務めた映画コメンテーター・マニィ大橋さんによるトークショーも行う。
映画鑑賞券の半券は3月21日から28日までの期間、割引券やサービス券として居酒屋やカフェなどの加盟店31店で使用可。商店街で使える商品券(5,000円分)が抽選で当たる「スタンプラリー」も実施する。
石川さんは「子どもたちが大人になったときに『この場所で映画を見たんだ』と商店街に思い出が残るイベントにしたい。遊ぶことが制限されている子どもたちに、自由に遊んでもらって楽しんでほしい。映画を楽しんだ後は、商店街をゆっくり歩いてもらって、良い店との出合いにつながればうれしい」と話す。
開催時間は9時30分~17時。雨天中止。問い合わせは企画・運営を担当する「DERESI」(TEL 083-902-0892)まで。