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食べる化石「パンモナイト」 宇部の松月堂製パンが博物館とコラボ

アンモナイトに見立てた「パンモナイト」

アンモナイトに見立てた「パンモナイト」

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 宇部・西岐波の「松月堂製パン」(宇部市今村北4、TEL 0836-51-9611)が4月1日、新商品「パンモナイト」の提供を始めた。

博物館に展示されている「パンモナイト」

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 同商品は、エイプリルフールに「地域に明るい話題を届けたい」と企画したストーリーから派生したもので、アンモナイトの特徴である渦巻き状にするためにバタークリームを使った直径約12センチのパン。価格は158円で、松月堂製パンが運営する11店舗(カナルド西岐波店を除く)で販売する。

 エイプリルフールに提供した話題は、同社がアンモナイトをイメージして製造したパンが「新種の化石として発見された」というもの。直径25センチのパン「パンモナイテス マモルイ」と、猫の顔がついた直径約20センチのパン「フラワーセラス ショウゲツドウエンゼ」の2種類を秋吉台科学博物館(美祢市秋芳町秋吉)の学芸員・藤川将之さんが鑑定した。

 このストーリーのきっかけは、同博物館と「雲林寺」(萩市吉部上)がコラボして「地域の自然に興味を持ってもらおう」と昨年実施した「架空」の化石展示。雲林寺住職の角田慈成さんが「松月堂製パンが販売している商品の『フラワー』がアンモナイトに似ていたので、これは面白い企画になるのでは」と話を持ち掛け、最終的に商品販売につながった。

 鑑定に出された2種類のパンは現在、同博物館に展示されている。展示は5月5日まで。

 松月堂製パン社長室マーケティングディレクターの井上聖子さんは「春休みやゴールデンウイークにご家族で見学してもらい、秋吉台の自然や博物館のレトロな昭和の雰囲気を楽しんでほしい。パンモナイトを通して職人の技術も感じてもらえたらうれしいし、化石に興味を持ってもらえるきっかけにもなれば」と笑顔を見せる。

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