防商の生徒が商店街に期間限定ショップ-経営ノウハウ学ぶ

「防商ホットショップ」オープニングセレモニーではテープカットの後、生徒たちが挨拶を行った

「防商ホットショップ」オープニングセレモニーではテープカットの後、生徒たちが挨拶を行った

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 防府・天神町銀座商店街の天神ピア(防府市天神)に9月13日、高校生販売実習店「防商ホットショップ」がオープンした。

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 同店は、山口県立防府商業高等学校(防府市中央町)3年生の「課題研究」という授業の中の「ホットショップ店舗経営班」に所属する生徒12人が運営する。今年で12回目。

 オリジナル開発商品のどら焼き、萩市の福の里企業組合が開発したジャムやチーズケーキ、県内農業高校のベーコン、オレンジジュース、ジャムなどの加工食品、地元青果市場から仕入れた地元野菜、果物を販売。生徒が仕入れから販売を直接行い、経営のノウハウを学ぶことが目的。

 オリジナル開発商品として、地元和菓子店の「めいじ屋」と生徒が共同で開発した「Pちゃん家のおやつ『ピーどら』」(100円)を販売。小野茶を練り込んだ生地で生クリーム小倉あんをはさんだ「どら兵衛」、小野茶生地でカスタードをはさんだ「ピー兵衛」、プレーン生地で小野茶カスタードをはさんだ「小野茶小町」の3種類。「Pちゃん」は同ショップのオリジナルキャラクター。

 同校生徒でショップの店長を務める鈴谷卓也さんは「初めて取り組むことなので、お金の受け渡し、敬語、クレーム対処など、事前準備ではいろいろなことを想定してシミュレーションした。分からないことばかりで、今日はお客を待たせてしまう時間もできてしまった。今日の失敗を糧にして、次回以降よりよいサービスを提供していきたい」と意気込みを見せる。

 ショップ運営のほか、「ホットショップものづくり班」の生徒が講師となりハンドメード作品の作り方を教えるものづくり講座、「ふるさとパワーアップ班」の生徒が文書の仕上げ方を教えるパソコン教室も行う。営業日は、9月13日、20日、10月11日、25日、11月8日、15日、24日の7日間。営業時間は、13時30分~16時(11月24日は、10時~17時)。

山口県立防府商業高等学校(©マルニ)

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