山口大生が商店街でイベント企画-今月下旬の開催に向け準備に奔走

打ち合わせは大学構内のフリースペースなどを利用(写真=西澤槙二さん、岩本伸也さん、因幡勇治さん)

打ち合わせは大学構内のフリースペースなどを利用(写真=西澤槙二さん、岩本伸也さん、因幡勇治さん)

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 大学生が中心となって5月24日に開催する商店街イベント「Re:商店街祭 ~HAPPY~」に向け、主催する山口大学生らが出演交渉や宣伝、イベント進行などの準備に奔走している。

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 同イベントは、山口大学の学生である岩本伸也さんが立ち上げた団体「touch the bonnet(タッチ・ザ・ボンネット)」と山口市商店街連合会の共同主催で、今年初めて行われる。「歌って躍って飯食べて こどもから大人まで商店街で幸せになろ★」をキャッチコピーに、山口市中心商店街の各所でさまざまなイベントを実施する。岩本さんは「今年から山口市内に住み始めた新入生や社会人を対象に、山口で活躍する若い人たちや商店街の魅力をアピールすることが目的」と話す。

 メーンステージ(中市商店街アルビ跡地)では、よさこい、バンド、ゴスペルなど若手グループによる発表や出店、ステージ1(米屋町商店街みずほ銀行前)では、3~6歳の子どもを対象にしたものづくりの企画、ステージ2(道場門前商店街どうもん広場)では、中村女子高等学校による飲食の販売、ハンドマッサージなどを行う予定。出演者や出店者は、いずれも10代~20代前半。若者が中心となってイベントを盛り上げていくことで、商店街に若者を呼び込もうという狙いもある。

 イベントを主催する「touch the bonnet」は、山口大学の学生である岩本さん、因幡勇治さん、西澤槙二さんが演劇やバンド活動を主体とした団体として昨年1月に立ち上げ、演劇公演や楽曲制作、ライブ活動を行っている。3人は山口ケーブルビジョンで放送中の商店街を舞台にしたヒーロー番組「CP戦士ぶちエージャー」に出演していることもきっかけとなり、岩本さんが昨年末に「何か商店街で祭りをして、みんなで騒ぎたい」と山口商工会議所に企画を持ちかけた。実現可能性についての審査を経て、山口市商店街連合会の共同主催で同イベントの開催が決定した。

 岩本さんは「もともと騒ぐのが好きなので、何か祭りをしたかった。人と合うことや話すことが好きなので、イベントに関わっているたくさんの人たちと知り合えるのが楽しいし、出演交渉などの準備も楽しい。商店街では毎年行われる祭りがあるが、あえて新しい切り口で勝負したい。当日は、いつもと違う商店街になれば」とイベント開催に向けて意気込みをみせる。

touch the bonnet(タッチ・ザ・ボンネット)山口商店街がヒーロー番組「ぶちエージャー」を制作(山口経済新聞)「ぶちエージャーたいそう」をストリーミング配信-山口CATV(山口経済新聞)(©マルニ)

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