山口情報芸術センターでダンス公演-LED+振動子+映像+音楽

3つの光の波長を組み合わせた光と影の演出(photo=丸尾隆一、写真提供=YCAM)

3つの光の波長を組み合わせた光と影の演出(photo=丸尾隆一、写真提供=YCAM)

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 山口情報芸術センター(山口市中園町、TEL 083-901-2222)で9月1日、新作ダンス公演「true/本当のこと」が開催される。

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 公演は、LED照明、振動子、音、映像、衣裳、ダンスとさまざまな技術を駆使して創り上げる新しいダンスパフォーマンス。同センターのスタジオBを会場に、スペースの半分を舞台に使用し、舞台天井には円状に取り付けられた24個のLED照明、舞台両側には振動演出に使う足場が組まれている。

 舞台照明にLEDを取り入れ、光の三原色を利用した光と影の演出や、出演者の体にセンサーを取り付け、筋肉が動くときに発する微弱な電気を拾って舞台両側にある足場を振動させたり、出演者が動くことでテーブルの上の小物が動きも見せる。ダンス、照明、振動に加えて、コンピュータ制御された音楽や映像とのコラボも見どころ。

 8月8日からアーティスト10人が山口に滞在して、同センターで舞台制作をしている。参加メンバーは、ダンス界で注目されているダンサーの白井剛さん(振付・出演)、パフォーマンスグループ「ダムタイプ」にも参加している川口隆夫さん(振付・テクスト・出演)、同じく「ダムタイプ」の藤本隆行さん(ディレクション・照明)をはじめ、南琢也さん(音響・映像・ビジュアルデザイン)、真鍋大度さん(音響・振動・プログラミング)、堀井哲史さん(映像・プログラミング)、齋藤精一さん(機構設計)、石橋素さん(機構設計)、照岡正樹さん(センサーシステム)、北村教子さん(衣裳デザイン)。

 同センター広報担当の小滝友見子さんは「LED照明や振動子など、さまざまな技術を駆使した実験的な舞台。色の三原色の仕組みを利用した面白い演出がされている。目の前で起こっているのは本当に『本当のこと』なのかということをテーマにしていて、現実とは何かを見直せる作品」と話す。

 開演時間は14時、19時の2回。同センターでの初演の後、12月に金沢21世紀美術館、横浜赤レンガ倉庫でも公演を予定している。

 料金は、前売り一般=2,300円、any会員/特別割引=2,000円、当日=2,500円。

trueオフィシャルサイト山口情報芸術センター(©マルニ)

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