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宇部でチャリティー展「ABC+プラス展」 山口出身作家8人がアートで復興支援

さまざまなジャンルの作品が並ぶ「ABC+プラス展」の様子

さまざまなジャンルの作品が並ぶ「ABC+プラス展」の様子

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 宇部・新天町の画廊「ART BOX CAN」(宇部市新天町1、TEL 0836-21-0085)で6月3日、熊本・大分地震の復興を支援するアートチャリティー展「ABC+プラス展」が始まった。

安森さんが昨年末から撮影する「line」シリーズ

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 今年4月の熊本・大分地震の発生を受け、長門市のフォトグラファー・安森信さんが企画した同展。山口県出身のアーティスト8人による多種多様な作品を展示販売し、収益金を義援金として寄付する。

 東日本大震災後にはチャリティー個展を開いたという安森さん。「県内で震度4の大きな揺れを体感し、熊本の揺れは想像を絶するものだと思った。より多くの義援金を集め、復興に役立ててもらうため、今回は数人での開催を決めた」と話す。5月初旬から作家への声掛けを行い、開催に至った。

 安森さんのほか、写真家の下瀬信雄さん、画家の岡本よしろうさん、陶芸家の伴裕子さん、イラストレーターの尾崎真吾さん、線描画家の田村覚志さん、萩焼作家の十代坂倉善右衛門さん、イラストレーターのシンボロンさんが参加し、会場提供として同画廊・店主の福永繁さんが協力する。

 会場中央には、花器、器、オブジェなど陶器を中心に並べ、壁には風景写真、銅版画、線描画、イラスト、陶板に描くイラストなど、バラエティーに富んだ作品を展示する。在庫を含めた作品数は約200点。価格は1,200円~18万円。

 安森さんは「すてきな作品ばかりで、手に入れやすい価格のものもある。重く感じず気軽に立ち寄り、被災地に思いを寄せて参加してほしい。熊本・大分の皆さんが一日でも早く日常を取り戻せるよう、微力ながらお手伝いできれば」と来店を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月5日まで。

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