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宇部の「ぐうですぐう」が新事業「ぐうです豆腐」販売 「昭和の味」を再現

「職人が作る栄養価の高いおいしい豆腐を味わってほしい」と島村麻理施設長

「職人が作る栄養価の高いおいしい豆腐を味わってほしい」と島村麻理施設長

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 宇部の障がい者就労支援を行うNPO法人「ぐうですぐう」(宇部市あすとぴあ3、TEL 0836-39-9033)が3月5日、新事業として「ぐうです豆腐」の販売を始めた。

濃厚な味が特徴という「ぐうです豆腐」

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 島村麻理施設長は新事業について、「2011(平成23)年に施設を立ち上げた時から製造機械があったが、当時は職人がいなかったので事業を実現できずにいた。当施設が運営するカフェがコロナ禍で集客が激減してしまったことを受けて、影響を受けない新しい取り組みを始めた」と話す。

 豆腐の製造は、美祢市美東町で1955(昭和30)年から約30年間豆腐店を営んでいたという夫妻の娘に協力を依頼し、構想から約5カ月をかけて商品化にこぎ着けた。豆腐はカフェ「ぐうですCafe&Foods」(同)店頭で販売する。

 モットーは「安全安心」。石臼を使った親子代々受け継がれてきた製法で、国産最高級一等大豆「ふくゆたか」を使用するほか、天然にがりや天然地下水など材料にこだわる。保存料や人工添加物はほぼ使わない。

 豆腐は、「木綿」(280円)、「絹」(300円)、「おぼろ」(350円)、「豆乳」(500ミリリットル=400円)、「厚揚げ」(160円)、土曜限定販売商品「ざる」(500円)の6種類。包装作業などの簡易作業は同施設の利用者が行う。

 島村施設長は「今はスーパーで安く買うことができるが、職人が一から丁寧に手作りした豆腐を味わってほしい。お年寄りには昔の味を懐かしんでもらい、昔の思い出を子どもたちに伝えるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は11時~16時(売り切れ次第終了)。豆腐は火曜~土曜のみ販売する。

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