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宇部・船木に「カフェマチスジ」 古民家改装、子どもの居場所や地域の集いの場に

「Cafe MACHISUJI(カフェマチスジ)」外観

「Cafe MACHISUJI(カフェマチスジ)」外観

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 「Cafe MACHISUJI(カフェマチスジ)」が12月4日、宇部市船木にオープンした。

地元素材を使った親子丼

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 「船木 邑岡農園」(船木)の邑岡素明さんと船木出身で同店店長を務める松原綾子さんらの思いをきっかけに昨年11月、立ち上がった「Cafe Machisuji Project」によりオープンにこぎ着けた同店。邑岡さんと松原さんは、地元有志らによる地域おこし団体「船木の木」のメンバーの一員で、同プロジェクトは同団体が進める船木を元気にする取り組みの一つという。

 同プロジェクト代表の邑岡さんは、「子どもたちが毎日ワイワイ自然と集まる場所、自由に過ごせる場所、子どもを安心して送り出せる場所をつくりたいと思ったのが事の始まり。子どもたちや地域の人々が集える場所を運営できるようなまちづくりの資金を生み出せる仕組みを考えたときに、船木に飲食店が欲しいという声を以前からよく耳にしていたので、食堂のようで、ゆっくりできるようなカフェを開いた」と話す。

 同店は、船木のかつてのメインロードの一角に当たる場所にある築100年以上の古民家を活用。地元の人や地域の子どもたち、ボランティアと一緒に昔ながらの雰囲気を残してリノベーションしたという。

 席数は、テーブル24席。メニューは、船木の精肉店から調達するなど地元産の食材にこだわり、日替わり定食や親子丼、カレーのほか、同店のほど近くにある洋菓子店「Aile Rappor(エールラポール)」のオリジナルデザートも用意。ドリンクは、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクを提供する。今後はテークアウトメニューも考案していくという。

 松原さんは「自身が生まれ育った地域がよりよいまちになるように恩返ししていけたら」と笑顔を見せる。

 邑岡さんは「子どもたちや地域の人が気軽に寄れる場所をつくることがまちづくりにもつながる。船木をもっと楽しいまちにし、より暮らしやすいまちにするために、今やるべきことをやっていきたい。利益は全て船木の子どもたちやまちのために使う。空き部屋や2階を活用して、学習室や遊び場などの開設、イベント開催など、船木の発展や地域の人や子供たちが喜んでもらえるような展開を今後も考えていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~15時。土曜・日曜・祝日定休。

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