サッカーJ2のレノファ山口FCが10月23日、ホームスタジアム「維新みらいふスタジアム」（山口市維新公園4）でジェフユナイテッド千葉と対戦する。

レノファの渡部博文選手

　前節はアウェーでＶ・ファーレン長崎と対戦したレノファ。前半に田中渉選手のゴールで先制し、1点のリードを最後まで守って1-0で勝利。長崎には過去11回対戦して1度も勝っていなかったが、12戦目にして初勝利を挙げた。レノファの現在の順位は16位。

　名塚善寛監督は、長崎戦について、「前半は自分たちが思い描いているビルドアップからチャンスを作れた。これまでに積み上げたものが出せた前半だったが、後半は少し相手を受けてしまった部分があったし、前線からの守備のスイッチが前半ほど入らず、押し上げもできなかった。それでも集中を切らさずに全員で守れていたし、最後は試合をしっかりクローズできた。チームとして成長した部分は出せた」と話す。

　今節は、今季の最終戦でホームに千葉を迎える。千葉との前半戦の対戦（第12節）では前半に2失点を喫し、最後までゴールが奪えずに0-2で敗戦している。名塚監督は千葉戦に向けて、「相手の前線には強力な選手がいるし、機動力のある選手もいる。千葉のユン・ジョンファン監督が3年間をかけて作り上げたチームに対して、ここまで積み上げてきた自分たちのサッカーをしっかり出せるかどうかだと思う」と話す。

　この千葉戦が現役最後の試合となる渡部博文選手は「千葉は守備からカウンターというイメージがある。カウンターをさせないためのリスク管理が肝になると思うので徹底したい」と警戒する。

　前回のホーム戦と同様に「声出し応援運営検証対象試合」として実施し、ホームゴール裏自由席とアウェーゴール裏自由席に「声出し応援エリア」を設ける。試合後は、ホーム最終戦終了のセレモニーや、渡部選手と菊池光将選手の引退セレモニーが開かれる。

　当日は、ホーム戦イベント「オレンジドリームパーク」が10時に始まり、恒例の飲食ブース「グルメガーデン」を開く。マッチスポンサーのユーピーアールが来場者先着4000人に「オリジナルカトラリーセット」を進呈し、「プレゼントストリートサッカー体験会＆ワークショップ」を行うほか、山口大学PBLブースで「オリジナルレノファバス」の工作イベントを行う。

　14時キックオフ。