山口・小郡黄金町の山口調理師専門学校（山口市小郡黄金町、TEL 083-974-1415）で2月2日、「2008年卒業記念料理展」が行われる。

　同校の卒業予定者がこれまで学んだことの集大成として料理を披露するもので、今年で7回目。出品するのは、同校の調理師科、調理師特修科、製菓衛生師科の卒業予定者91人。1人あたり90センチ×90センチの枠を与えられ、その中に学生が自分で考えたテーマで演出を行い、完成した料理を展示する。

　日本料理、西洋料理、中華料理、和菓子、洋菓子などジャンルはさまざま。「四季～万葉集より」「一期一会」「HAPPY☆BIRTHDAY☆PARTY!」などと、テーマに沿ったタイトルを各自が決め、タイトルに合わせた料理と演出を行う。テーブルクロスの色から小物までを、学生自身がトータルコーディネートするという。

　模擬レストランでは、日本料理の「松花堂弁当」（600円）、西洋料理のプチコース「洋食ランチ」（700円）、ホットドッグまたはベーグルサンドの「カフェランチ」（500円）などを提供する。昨年、一昨年と山口市中心商店街で行われた「スペインまつり」で学生が考案した「チョコっと大福」（300円）、「サビエルおじさんのチーズケーキ」（500円）も販売。レストランや物品販売は、学生が主体となって運営する。

　昨年は750人の来場者が訪れた。同校教員の野間育美さんは「目で楽しめるように色の使い方も重視して指導している。毎年来場者から『見るだけで楽しい』『学生なのにここまで作れるのがすごい』などの声をいただいている」と話す。

　開場時間は10時～16時。

山口調理師専門学校（©マルニ）