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宇部で「炭鉱史」テーマの公開講座 沖ノ山炭鉱と長生炭鉱を題材に

「長生炭鉱石炭積出し桟橋」(1933年3月撮影)を元にした資料(写真提供=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会)

「長生炭鉱石炭積出し桟橋」(1933年3月撮影)を元にした資料(写真提供=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会)

 炭鉱をテーマにした公開講座「宇部炭鉱史」が7月18日、「宇部市役所市民交流棟」(常盤町1)で開かれる。主催は、山口県の歴史文化の研究と普及を目指す「山口県歴史文化会」。

「宇部炭鉱史」チラシ

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 同会は昨年7月に発足し、山口県が発祥・発展の地である「近代捕鯨」をテーマとした講座を昨年実施。今年は共通のテーマを設けず、開催する地域に合わせて設定し、宇部では「炭鉱」をテーマに講座を開く。

 講師を務める宇部フロンティア大学教授で歴史学博士・内田鉄平さんは「今年は、1967(昭和42)年に市内最後の炭鉱が閉山してから60年目となる節目の年。私自身、炭鉱史の研究を初めて15年ほどたち、その通史をまとめた著書を節目に合わせて出版する。近代化遺産としての炭鉱の歴史を多くの市民の方々に知ってもらいたい」と話す。

 講座では、沖ノ山炭鉱と長生(ちょうせい)炭鉱を題材に、宇部市が石炭を原動力にしてどのように近代都市へと変貌していったのか、海底炭田の開発と地域社会の歩みを軸に、残された資料や写真からひも解いていく。

 内田さんは「私たちの住む宇部は、さまざまな場所や企業がルーツを辿れば炭鉱へとたどり着くが、ほとんどがその姿を残していないため、普段は意識することがあまりない。当時20代で働いていた人も80歳を過ぎ、文化・歴史になる時期に入ってきたが、それは記憶が薄れかかっているという意味でもある。改めてこの遺産を紹介することができれば」と意欲を見せる。

 開催時間は、14時~15時30分。聴講無料、定員先着60人。

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