宇部の画廊「ART BOX CAN」（宇部市新天町1、TEL 0836-21-0085）で1月15日、「ひな」の展示が始まった。

「人気」のガラスびな

　毎年、成人式後から始める恒例の同展。「手のひらサイズ」を中心に、陶器やちりめん、ガラスや和紙でできたおひなさまや、タペストリー、箸置きなど約70点を展示即売する。価格帯は315円～8,924円。

　「今年のテーマは、顔の整った伝統的な美しさを持つおひなさま」と同店の福永洋子さん。本来のおひなさまの形を大切にし、見直そうという思いから昨年までのポップな趣向から転換したという。

　「人気は、ガラスでできたおひなさま。節分のころをめどに作品数も売れ行きもピークになる」と福永さん。「『ひな祭り』に限定するというよりも、春の訪れを感じるイベント。1年のうち最も新しい気持ちになることができるこの時期に、そばに置いて眺めてもらえれば」と笑顔を見せる。旧暦に合わせ、4月3日まで展示する。

　2月1日～3日の3日間、同店にゆかりのある作家の作品を詰めた「おひなさま福袋」を10個限定で販売する。価格は1万円。

　営業時間は10時～18時30分。水曜定休。4月3日まで。