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パリ在住美術家・師井公二さん、宇部の画廊で里帰り展「パリと自然」

宇部で2年ぶりの「里帰り展」を行う美術家の師井公二さん

宇部で2年ぶりの「里帰り展」を行う美術家の師井公二さん

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 宇部・新天町の画廊「GALAXY(ギャラクシー)ふくなが」(宇部市新天町1、TEL 0836-31-0085)で4月20日、美術家・師井公二さんの個展「パリと自然」が始まった。

コラージュやイエローで描かれた心象画

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 同展は、宇部出身でフランス・パリにアトリエを構え日本とフランスを中心に活動をしている師井さんの2年ぶりの里帰り展。2010年ごろからしたためたアクリル画やコラージュ、版画などの作品を展示する。

 39年ほど前に「海外の環境で美術をしてみたい」とパリへ移り住んだ師井さん。パリ国立美術学校や、イギリスの版画家が設立した銅版画工房「アトリエ17」で美術を学び、古典美術、版画などの作風を経て、近年ではパリの公共バスや病院、介護施設や店舗の外壁などを手掛けている。

 今回の個展では「地元なので軌跡を紹介したい」と自身が手掛けるワインのボトルケースのデザインにちなんだブドウの葉をモチーフにした作品「ぶどう畑」や、チョウをモチーフにした「夢 ちょう」、オレンジや黄色で描いた心象画など約50点を展示。8,000円~20万円の価格帯で販売も行う。

 宇部の魅力を全国に発信する役割を担う「宇部ふるさと大使」として、彫刻など芸術面でのアドバイザーも務める師井さん。「僕の役割は日本とフランスなど海外を結ぶ架け橋になること。今後も日本とフランスを行き来し続けていきたい」と笑顔を見せる。

 開廊時間は10時~19時。水曜定休。今月30日まで。期間中、師井さんが在廊する。

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