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山陽小野田に児童発達支援施設「とことこ」 医療機関と連携、発達障がい支援

4月1日に開所した「とことこ」のスタッフの皆さん

4月1日に開所した「とことこ」のスタッフの皆さん

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 医療法人社団「平成会」(山陽小野田市日の出2)が4月1日、山陽小野田・美祢エリアで初となる福祉型の児童発達支援施設「こども発達支援センター とことこ」(山陽小野田市桜2、TEL 0836-39-5507)をJR厚狭駅新幹線口近くに開いた。

個別の療育計画を実施する専門スタッフ

 2階建ての施設に、遊戯スペースをはじめ、診療室、静養室、保護者用の相談室を完備し、乳幼児期には気付きにくい発達障がいや自閉症、アスペルガー症候群などの傾向を早期発見し、医療機関と連携して早期治療、早期訓練を目指す。

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 センター内には小児科医や臨床心理士、作業療法士、保育士、管理栄養士などの専門家がそろい、子どもたち一人一人に合った集団・個別教育を行う。必要に応じた知能検査や各種心理検査を行うほか、給食を通じた偏食への個別療育、近隣の保育園・幼稚園への巡回相談も実施。施設内には保護者のための「カフェスペース」の設置も予定する。

 市内で「砂川小児科医院」(山陽小野田市住吉本町1)を開いている砂川功さんが理事長を務め、0歳~6歳の未就学児を対象に小児科医療を通じて発達障がいや自閉症などへの支援を行う。定員は30人で、現在は4人が入所。

 砂川理事長は「幼少期には気づきにくいため、学校での集団生活に入ると苦労し、周囲の理解も足りず学級崩壊につながるパターンも多い。理解者が一人でもいると、保護者の孤独化も防ぐことができる。スタッフの専門的知識で少しでも力になりたい。引きこもりや家庭崩壊、虐待など不幸を招く前に、まずは保護者への支援が必要不可欠」と話す。

 同センター施設長の吉水多加志さんは「『病気』と『障がい』は違い、一人一人の傾向も決してワンパターンではない。経験豊かな各専門家や医療機関との連携を強みに、家庭での『気付き』や『困り感』に寄り添っていきたい」と話す。

 開所時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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