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宇部で「県民パラスポーツ大会」初開催へ ボッチャで競う、上原大祐さん来場

東岐波小の児童にパラ五輪種目「ボッチャ」を教える上原さん

東岐波小の児童にパラ五輪種目「ボッチャ」を教える上原さん

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 「山口県民第1回パラスポーツ大会」が5月29日、パルセンター宇部(宇部市西平原4)で開催される。

ボッチャを楽しむ様子

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 パラスポーツを通じて、人と人の輪、笑顔の輪を広げ、パラスポーツの普及・発展と地域社会への輪を広げるきっかけ作りを目的に行う。

 当日は、パラリンピック東京2020大会正式競技の「ボッチャ」を行う。大会では、的となる白いボールに赤と青のボールを投げたり転がしたりしていかに近づけるかを競い合う。5月17日時点で13チーム約50人がエントリー済みで、予選後に決勝トーナメントを行う。

 主催は、バンクーバー2010冬季パラリンピックの銀メダリスト・上原大祐さんが代表理事を務めるNPO法人「D-ship32」(東京都港区)。上原さんはこれまで、「宇部市スポーツコミッション」(新天町2)と連携しながら宇部市内の小中学校で講演会やボッチャ体験会を行ってきた。

 上原さんは「最終目標は全国大会の開催。パラスポーツが身近に感じられる環境を創造し、パラスポーツの日常化を目指していきたい。パラスポーツを通して普段交流できない人たちと交わり、地域の皆さんで楽しい時間や場所、経験を共有し、共生社会につながれば」と話す。

 当日は、上原さんが来場し、競技の面白さや車いす操作のポイントなどを説明する。「パラスポーツは健常者、障がいの有無、年齢も関係なく楽しめるスポーツ。地域にパラスポーツが根付き、『する、みる、支える』のどれかで関わってもらいたい。社会の垣根を取り払い、子どもたちの夢や可能性を広げ、夢を持ち挑戦することの大切さを伝えられたら」とも。

 開催時間は12時30分~15時40分。参加無料。1チーム3人~10人まで。応募締め切りは5月23日まで。

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