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宇部で「産前産後親子のひろば」毎月開催へ 助産師グループが船木の古民家で

「お母さん、赤ちゃん、助産師、地域の絆を結ぶ場になれば」と話す「結の会」のメンバー

「お母さん、赤ちゃん、助産師、地域の絆を結ぶ場になれば」と話す「結の会」のメンバー

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 宇部市在住の助産師グループ「結の会」が5月19日、宇部・船木の古民家「ちょっといっぷく屋」(宇部市船木新町)で「産前産後親子のひろば」を開いた。

「親子で造形アート」をテーマに開催した1回目の様子

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 同グループは、村川尚子さん、射場恵美子さん、森崎優里さんの3人の助産師で結成。「お母さんと赤ちゃんの絆を結ぶ。お母さんと助産師を結ぶ。いいご縁で人と人を結ぶ」という願いを込めて「結の会」と名付けた。

 代表を務める村川さんは「助産師というと出産の時だけの関わりと思われがちだが、産前の体作りから産後のケア、また月経が始まる年頃の子どもから更年期の女性まで、実は助産師が力になれる場面は女性の一生を通してたくさんある。話し相手という感覚で地域の助産師を活用してもらいたい」と話す。

 「産前産後親子のひろば」は、今年の1月ごろから準備を進め、今後は毎月第3木曜の10時~14時に開く。参加対象は、妊婦や育児中の母親と、0歳~4歳の未就園児。前日までの予約制で定員は親子5組。1回の参加費は1,500円。

 初回となった同日は、「親子で造形アート」をテーマに、美術講師を招いて「グルグルお絵描き」を実施。折り紙をちぎったり丸める感覚を楽しんだり、ペンやクレヨンで自由に絵を描いた。

 次回からは、午前中に「ベビーマッサージ」「骨盤スリムヨガ」「お菓子作り」などのワークショップ、「お産のお話」「母乳育児の話」「子育てで大事にしたい性と生のお話」などのお話会を毎月テーマを変えて交互に行い、午後からは自由に過ごしてもらうという。昼食や離乳食などは持ち込み可能で、事前予約で「CAFE MACHISUJI」の弁当を500円で購入できる。

 射場さんは「今は予約制で月1回の開催だが、いずれは赤ちゃんからお年寄りまで自由に来られる開放日を設けたい。出産直前まで働き、いざ産休に入ったら地域のことが分からないとか、地域に知り合いがいなくて相談相手がいないという話もよく聞く。病院や行政では相談しづらいことも気軽に相談できる場になれば。子育てに行き詰まった人や、ちょっと息抜きをしたい人、出産前の妊婦さんが安心してのんびり過ごせる場になれば」と話す。

 村川さんは「出産や育児に関してもいろんな情報があふれているが、一つの情報に偏るのではなく、いろんな選択肢があることを知って、自分で納得して選ぶというお手伝いができれば」と話す。

 申し込みや問い合わせは電話で村川さん(TEL 070-7655-3380)が受け付ける。

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