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宇部・中央のパン店「カトルセゾン本店」閉店へ 39年の歴史に幕

オープン当時から変わらぬ姿の「カトルセゾン本店」

オープン当時から変わらぬ姿の「カトルセゾン本店」

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 松月堂製パン(宇部市今村北4、TEL 0836-51-9611)が運営するパン店「カトルセゾン本店」(中央町2)が6月11日、閉店する。

閉店前日の店内の様子

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 1982(昭和57)年11月に焼き立てパン店の先駆けとしてオープンした同店。同社の社長室マーケティングディレクター・井上聖子さんは「オープンした当時は近隣に大型デパートや映画館もあり、宇部の中心市街地のにぎわいに合わせて出店した。2階でカフェ営業をしていた時期もあり、宇部の街の盛り上がりと一緒に歩んできた」と振り返る。

 閉店について、井上さんは「建物の老朽化が数年前から問題になっていた。建て替えるか移転するか悩んだが、周辺地域の人通りの流れが変わったことや駐車場がないこともあって閉店することが今年の初めごろに決まった」と話す。

 「長年通ってくださったお客様も多く、閉店発表後には惜しむ声も多くいただきうれしい気持ち。いずれまた別の場所で復活したいと思っているので、その時は新たな形でお目見えすることができれば。最終日にはいつも以上にたくさんのパンを用意するのでぜひ来ていただきたい」とも。

 閉店後もパンの製造は継続し、「コープここと宇部店」(恩田町2)での一部商品の販売や、ANAクラウンプラザホテル宇部での提供は続ける。

 営業時間は10時~18時。

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