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山口県7市町の蔵元で「長門国五酒飲めぐり」 御朱印ならぬ「ご酒印」集めて

「ご酒印」と宇部観光コンベンション協会の佐々木正志さん

「ご酒印」と宇部観光コンベンション協会の佐々木正志さん

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 山口県西部と北部の7市町で9月22日、日本酒の蔵元を巡ってもらう周遊観光イベント「長門国五酒飲めぐり」が始まった。主催は宇部観光コンベンション協会。

12種類の「ご酒印」

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 蔵元を訪ね、銘柄がプリントされた「ご酒印」を収集しながら、地域の魅力を楽しんでもらうイベント。山口県誘客イベント開催支援事業の一環。コロナ禍で観光需要が低迷している中、ウィズコロナ期の旅行消費拡大に向けた周遊イベントを実施し、地域経済活性化の一助を目的に初開催する。

 密を避け、参加者に安心して楽しんでもらおうと2カ月かけて行う。指定する購入場所で対象銘柄の日本酒1本(1,000円以上)の購入につき、オリジナルの「ご酒印」を1枚進呈する。

 ご酒印は全12種類。参加する蔵元は、旧長門国エリア(宇部市、山陽小野田市、美祢市、下関市、長門市、萩市、阿武町)の山口県酒造組合に加盟する9蔵で以下の通り。

 永山本家酒造場(宇部市)=「貴」、永山酒造(山陽小野田市)=「山猿」「男山」、長州酒造(下関市)=「天美」、岩崎酒造(萩市)=「長陽福娘」、岡崎酒造場=「長門峡」、澄川酒造場=「東洋美人」、中村酒造=「宝船」、八千代酒造(以上萩市)=「八千代」「ROOM」、阿武の鶴酒造(阿武町)=「阿武の鶴」「三好」。

 「ご酒印」を5種類以上集めて応募した人から抽選で50人に日本酒などの賞品を進呈する。ご酒印専用台紙は、各蔵元、道の駅きくがわ、リカーズみよし、萩・明倫学舎お土産ショップで配布する。新型コロナ感染症拡大防止のため、酒蔵見学や試飲は行わない。

 同協会の担当者・佐々木正志さんは「御朱印ならぬご酒印。蔵元を訪れる道中、周辺の観光スポットなどに立ち寄りながらゆっくりと足を延ばしてもらいたい。宿泊利用の相乗効果も期待したい。オンラインでも販売しているところもあるが、実際に蔵元を訪ねることで、杜氏(とうじ)や蔵人の思いや地域の風土をより一層感じてもらえれば。山口『長門国』の魅力を再発見し、お酒の旅の記録を残してほしい」と話す。

 11月30日まで。各ご酒印がなくなり次第終了。

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