20代の絵画作家が菜香亭で作品展-「エネルギー」テーマに

「今井康太のエネルギー」に出展する作品(写真=今井さんのアトリエ兼自宅の庭で撮影)

「今井康太のエネルギー」に出展する作品(写真=今井さんのアトリエ兼自宅の庭で撮影)

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 20代の絵画作家である今井康太さんの初作品展「今井康太のエネルギー」が4月19日、山口市菜香亭(山口市天花1、TEL 083-934-3312)で始まる。

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 「エネルギー」をテーマに、人間のエネルギーや生命そのものなど、形として見えないものを見えるようにとらえ直し表現した絵画作品大小20点を展示する。今井さんの絵は、鮮やかな色を使った派手でアクの強いアートが特徴。代表作品は「まっかな化けもん」「電気ナマズ」「ガネーシャ」など。期間中はライブペインティングも実施。地塗りだけしている絵を会場内に持ち込み、絵の具を塗り重ねて、作品を仕上げていくという。

 今井さんは山口市出身。高校までを山口市で過ごし、大学は福岡の九州産業大学美術学科で、油絵をメーンに美術を学んだ。卒業後は、飲食業の会社に2年間勤めたが、在学中に大学の先生からブラジル行きを勧められた言葉を思い出し、退職してブラジルに渡ることを決意。半年ほど、西日本を中心に国内旅行をした後、ブラジルで3カ月間を過ごした。2年前に山口に戻り、自宅の庭を使って創作活動を行っている。

 昨年から「自分の作品を見せる機会があれば」と思っていた今井さんは、今年2月、山口市菜香亭の「市民ギャラリー」を知り、作品展の開催を決めた。「これまで、いろいろな土地でいろいろなことを吸収してきたが、これからは形にしたものを発信していきたい」(今井さん)という。

 今井さんは「自分の絵は『刺激的な薬膳料理』のような作品になればと思っている。今回の作品展を見た人に、少しでも何かの変化があれば」と話している。

 観覧無料。開催時間は9時~17時(最終日は15時まで)。4月23日まで。

山口市菜香亭(©マルニ)

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