佐波川の水を使ったナチュラルウオーター「重源の郷」発売

一級河川・佐波川の伏流水を使用したナチュラルウオーター「重源の郷」

一級河川・佐波川の伏流水を使用したナチュラルウオーター「重源の郷」

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 農林水産物の加工、飲料水の製造を行う日本果実工業(山口市仁保下郷、TEL 083-927-0111)は4月28日、ナチュラルウオーター「重源の郷(ちょうげんのさと)」を発売する。

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 同商品は、山口・徳地にある体験工房や自然公園を備えた施設「重源の郷」とのコラボ企画。今年2月に、同社が企画を持ちかけ商品化が実現した。ネーミングも同施設の名前をそのまま使用し、ペットボトルのラベルには、同施設のイラストがレイアウトされている。

 佐波川付近には、12世紀末、奈良東大寺再建用の木材を切り出し運んだ重源上人にまつわる史跡や伝説が多く残る。その佐波川の伏流水を使用した商品であることから、「重源の郷」とのコラボが進んだ。

 同商品は、山口県を流れる一級河川である佐波川の伏流水をくみ上げ、同社防府工場で生産する。以前から佐波川は水質が良いことが知られており、「硬度などのデータからもおいしい水だということが証明されている」(同社)という。また、伊藤園(本社=東京都渋谷区)が昨年5月に売り出した天然水を使用した発泡水の商品にも、佐波川の天然水が使用されている。

 希望小売価格は1本120円(500ミリリットル)。山口県内のマックスバリュのほか、スーパー、コンビニなどで販売を予定している。

 同社営業部の安本純男さんは「地産地消を意識した商品を数多く製造しているため、その一環として、佐波川の水を取り上げた商品を企画した。また、災害時に要請があれば非常用水として提供できる体制をとりたかったというのも目的の一つ」と話している。

日本果実工業重源の郷(©マルニ)

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