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JR新山口駅に新商業ゾーン-新幹線口改札前に地元企業10社が出店

改札前に新設された商業ゾーン

改札前に新設された商業ゾーン

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 JR新山口駅(山口市小郡下郷)の新幹線口改札前に12月12日、山口県の名産品などを販売する商業ゾーンと新たな待合室がオープンした。

菓子乃季の新商品「スプーンで食べる外郎」

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 10店舗が出店する商業ゾーンは約152坪。待合室は約26坪のスペースに28席を設ける。商業ゾーンに出店するのは、「豆子郎」(大内御堀)、外郎の「御堀堂」「本多屋懐古庵」、「宇部かま」「萩・井上」「仙崎かまぼこ藤光海風堂」、「菓子乃季」と「シュクルヴァン」(あさひ製菓)の合同店、「おみやげ街道」(ジェイアールサービスネット広島)、「味善(あじよし)」(小郡駅弁当)の10店。

 「豆子郎」は、同駅構内3店目となる店舗を出店。改札前での土産の「ちょっと需要」を想定し、通常5個入りからの商品を3つ入りで用意するなど少量販売に注力。定番の「生絹(すずし)豆子郎」(6本入り660円)や、宇治茶を使ったまんじゅう「大内館」(3個入り540円)など6製品をそろえる。

 駅中に初出店するあさひ製菓(柳井市)は、ギフト専門店「菓子乃季」とパン店「シュクルヴァン」の初の合同店をオープン。JR側からの打診を受け、約57坪の店内には土産商品とパンそれぞれ60アイテムを用意するほか、28席のカフェスペースも備える。同社統括部長の濵岡賢次さんは「土産品は和菓子を中心にそろえた。パン店は通勤・通学の方や待合での利用を想定している」と話す。両店合わせて年間1億8,500万円の売り上げを見込む。

 「本多屋」(惣太夫町9)は、本店に次ぐ2店目となる実店舗「本多屋懐古庵」を出店。「外郎」(8個入り940円)や「生わらび」(12本入り1,180円)など主力商品7種類をそろえる。「当社の魅力を前面にしたラインアップ。多くの人に知っていただき、ブランド力向上にも期待したい」と本田みのり店長。

 「宇部蒲鉾」(宇部市川上)は、揚げたての「かにづめかまぼこ」(250円)の実演販売と人気商品の「けずりかまぼこ」(540円)のほか、かまぼこ「新川」、ちくわ「極一」など10商品をそろえる。「これまで催事販売で人気だった『かにづめかまぼこ』を当店で定着させて、新たな当社の名物にしていきたい」と同社企画営業ユニット長の倉満正博さん。

 商業ゾーンの営業時間は7時~20時30分。待合室の利用時間は5時~24時。

 同駅では、橋上駅舎化工事や南北自由通路、新幹線口駅前広場の整備などを進めている。2015年度には橋上駅舎化工事と南北自由通路の整備が完了し、2016年度に全ての整備が終了する予定。

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