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宇部の書道家が「インテリア書」 東岐波のモデルハウスで展示、講座も

「絵のように見てもらえたら」と水津さん

「絵のように見てもらえたら」と水津さん

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 宇部・東岐波のモデルハウス内に8月1日、ハンドメード作品を展示販売するギャラリーがオープンし、宇部の書道家・水津しのぶさんの「インテリア書」が並んでいる。

水津さんが筆を入れる「凛」「蝉」「夏」

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 「インテリア書」は筆と墨で文字を自由な形に書き上げる書道アート。水津さんの作品は、「逢」や「道」「JOY」などの文字を独創的に描いた約20点。はがきサイズや半紙サイズの大きさのものを展示販売する。

 約25年前から、市内野中の自宅一画で書道教室を主宰している水津さんは、専門学校講師や店舗・施設からの依頼でディスプレー用の作品も手掛ける。「インテリア書」には今から5年ほど前に出合い、「気軽に楽しんで書いて飾れる書」(水津さん)として、昨春から数人の主婦を集めて講座を開始。今年5月中旬からは同モデルハウスで月に1度講座を開講し、同所では20代から70代まで5人を教える。

 自身の作品について「その時の心情や見た風景、感じたことを表現している」と水津さん。筆の擦れや墨の濃淡、たまたま垂れた墨の跡も生かして完成させる。

 「1枚を完成させるまでには、通常の書道と同じように異なるパターンを何枚も書いて仕上げる。同じ文字でも、書き方によって優しくも力強くも表現できるところが魅力」と話す。「私の作品で誰かの心を癒やせたら」とほほ笑む。

 同ギャラリーは、一級建築士が手掛けるモデルハウス「香家(きょうか)」(宇部市東岐波、TEL 0836-43-7239)内の一室にオープン。今年に入り、同展示場2階でカルチャー教室を開いてきたことから、講師や受講生が作品を発表する場として設けた。現在は、プリザーブドフラワーや多肉植物をメーンに10人の作家の作品が並ぶ。

 水津さんの「インテリア書」講座の次回開催は、今月24日。参加費用は1,500円。時間は要相談。問い合わせは同モデルハウスまで。

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