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宇部にラーメン店「三代目YUTAKA」 人気つけ麺店が異業種コラボ

店長を務めるYUTAKA副社長の中安さん(左)とW-Factory社長の脇田さん

店長を務めるYUTAKA副社長の中安さん(左)とW-Factory社長の脇田さん

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 宇部・常盤町に8月18日、ラーメン店「三代目YUTAKA」(宇部市常盤町1、TEL 0836-39-8806)がオープンした。

三代目YUTAKAの「濃厚特製鶏Soba」

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 宇部市役所ほど近くのセブン-イレブン跡にオープンした同店。障がい者の就労継続支援事業を行うW-Factory(明神町1)と人気つけ麺店「二代目YUTAKA」(中村)がコラボして出店した。

 出会いのきっかけは、今年2月に山口宇部経済新聞が主催した「宇部ビジネス交配会」。障がい者を雇用できる飲食部門の展開を考えていたW-Factory社長の脇田哲也さんと、「独立開業支援」を始めたユタカ副社長の中安紀輝さんが意気投合し、約半年かけて出店準備を進めてきた。

 同店はユタカのノウハウをもってW-Factoryが運営する。店内は約40坪。和風を意識し、明るい木目調にまとめ、ユタカのスタイルを取り入れてカウンター17席を設ける。

 提供するラーメンの麺はオリジナルの細麺を採用。鶏を丸ごと煮込んだ濃厚な白濁スープの「濃厚 鶏Soba」と、煮干しと鶏のWスープで作る「あっさり煮干しSoba」(以上750円)の2種類を定番にする。

 それぞれの定番に「炙(あぶ)り豚」や「鶏つくね」などをトッピングした「濃厚特製鶏Soba」「あっさり特製煮干しSoba」(以上950円)も用意するほか、ユタカの定番メニューをアレンジしたスープなしの「煮干しまぜそば」(800円)や「炭火焼鶏ギョーザ」(300円)なども提供する。

 脇田さんは「コラボ感を前面に出すために店名に『三代目ユタカ』と付けた。お互いに意見を出して理解し合いながら、店舗運営や味わいなどを決めてきた」と話す。「繁盛店とコラボすることで、障がいを持つ方が生きがいを見いだして取り組める職場になると期待している」と話す。

 店長を務める中安さんは「いろいろな人と関わりながらの事業展開を視野に入れる中で、コラボはぜひともやりたかったこと。宇部にはない味わいのラーメンが完成した。今からがスタートの気持ちで頑張りたい」と意気込みを話す。

 営業時間は11時~16時。火曜定休。

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