中原中也記念館、「哀悼の詩」テーマに展示替え-死に接した作品紹介

直筆の日記や詩の原稿を交えながら、テーマに沿った詩を紹介している

直筆の日記や詩の原稿を交えながら、テーマに沿った詩を紹介している

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 中原中也記念館(山口市湯田温泉1、TEL 083-932-6430)で2月18日、詩人・中原中也の身近な人々の死を通して生み出された詩を中心に紹介する常設テーマ展示「哀悼の詩-愛するものが死んだ時には」が始まった。

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 明治40年に山口・湯田温泉に生まれた中原中也は30年の生涯のうち、大正4年に弟・亜郎を、昭和6年に弟・恰三を、昭和11年に中也の長男・文也と、身近な人の死に遭遇している。中也が残した詩には、亡くなった人々に影響された作品が数多く見られることから、今回の常設テーマ展示では「哀悼の詩」をテーマに、中也が身近な人々の死をどのように受け止め、どのような詩を生み出したのかを中心に紹介している。

 中也の長男・文也は2歳で死去しており、展示では「また来ん春…」という文也の死を直接的に表現した追悼詩や、「冬の長門峡」「春日狂想」など間接的に文也の影を感じさせる詩などを紹介。詩だけではなく展示資料として、直筆原稿、ノート、日記、図書、雑誌も展示。長男が亡くなったときの中也の様子を記述した母や弟の文章も紹介することで、中也がどれだけショックを受けたのかといった背景もうかがい知れるよう工夫した。

 同館では、1年ごとに決まったテーマを設けることで中也の詩の世界をより深く探求していく常設テーマ展示という展示方法採用しており、展示替えは今回で6回目。

 入館料は、一般=310円、大学生=210円、小・中・高生=150円。開館時間は11月~4月=9時~17時、5月~10月=9時~18時。月曜・毎月最終火曜休館。2010年2月7日まで(7月24日~9月27日は除く)。(©マルニ)

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