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宇部・楠こもれびの郷がご当地アイスキャンデー販売、いちごや山口茶など

「楠こもれびの郷」の河村美弥子さん(写真左)とスタッフ

「楠こもれびの郷」の河村美弥子さん(写真左)とスタッフ

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 地元素材を使ったご当地アイスキャンデー「こもれびアイスキャンデー」の販売が4月1日、宇部・楠の複合施設「楠こもれびの郷」(宇部市大字西万倉、TEL 0836-67-2617)で始まった。

地元素材を使った「こもれびアイスキャンデー」

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 コンセプトは「昔懐かしいアイスキャンデー」。同施設は、地域産品を利用した加工品の開発を推進しており、今回は山口県産素材をメインに使って仕上げた。製造は農業生産法人「杏里ファーム」(福岡県柳川市)が手がけ、地元企業などの協力の下で約半年間かけて開発した。

 同施設内の農産物直売所「楠四季菜市」の営業時間が18時までであることや、温浴施設「くすくすの湯」の利用客が入浴後に冷たい物を求めているニーズに応え、地域産品の流通によって更なるにぎわいの創出を図る。

 アイスキャンデーは、くすくすの湯の受付横に設置した冷凍ショーケースでも販売する。同施設の河村美弥子統括マネジャーは「これまでは靴を履き替えて楠四季菜市まで買いに行く必要があったが、温泉に入ってぽかぽかに体が温まった後にすぐにアイスが楽しめるようになった」と話す。

 商品は、総合園芸農場「花の海」(山陽小野田市埴生)が栽培したイチゴの果実を丸ごと使って練乳で仕上げた「いちごみるく」、温泉で人気という「やまぐち県酪」のコーヒー牛乳を使用した「コーヒー牛乳」、県産「山口茶」の煎茶とミルクを合わせた「煎茶」、山口県産温州みかんの果汁を使った「みかん」の4種類。価格は300円。

 乳化剤を使わず、「お子さまにも食べやすいように」とくず粉などを使用して溶けにくくしたことも特長の一つ。素材を味わえるように着色料や保存料などを使わずに仕上げた。

 「ギフトセット」(5本箱入り、1,500円)も用意し、地元の人からの「産直ギフト」としての利用も見込む。箱のパッケージは昭和レトロ感をイメージしてネイビーを採用した。

 河村さんは「山口のおいしいものをアイスキャンデーに閉じ込めた。今後は、トマトミルクやしそ梅、ゆずなど季節に応じた商品展開も考えていきたい。お子さまから年配の方まで一緒に楽しんでもらえる。風呂上りやスポーツの後のクールダウンに、おやつに、ちょっとした贈り物になど、さまざまに楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 販売拠点を県内各所に拡大する予定。

 温浴施設の営業時間は10時~21時(最終受け付けは20時)。水曜定休。

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