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宇部にラーメン店「鶏そば すけ兵衛」 鶏しょうゆラーメンやもつ煮込み提供

宇部・新川のラーメン店「鶏そば すけ兵衛」の外観

宇部・新川のラーメン店「鶏そば すけ兵衛」の外観

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 ラーメン店「鶏そば すけ兵衛」(宇部市松島町)が9月12日、JR宇部新川駅ほど近くにオープンした。

ちぢれ麺の「鶏醤油ラーメン」

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 宇部のレストランに長年勤め飲食業歴24年の野原洋輔さんと、「KAGUSUKE(かぐすけ)」名義で活動する家具作家・隅野祐介さんが開いた。昨年9月に閉店した「やまぞえ製麺所」の店主・山添翔平さんが監修する。

 隅野さんは「長年親交のあった山添さんが飲食店の料理のコンサル業をしていることを知り、話を聞くうちに興味が湧き、新たにチャレンジしてみようと思った」と話す。

 店長を務める野原さんは「自身の今後を考えていたタイミングで友人の隅野さんから声が掛かった。コロナ禍で不安もあったが乗り越えていける感じがしたので勇気を出して立ち上がろうと決めた」と話す。

 店舗面積は約35坪。スナック跡の店内は完全DIYで、隅野さんが今夏から解体を始め、ステージだった場所を厨房(ちゅうぼう)に改装し、木の椅子や壁のしっくいなど、女性1人でも入りやすいレトロ風で落ち着いた雰囲気に仕上げた。壁の一面にはラーメンのフードアミューズメントパーク「新横浜ラーメン博物館」(横浜市)をイメージしたデザインを施した。仕切り板を置いたテーブル席とボックス席を計18席用意する。

 提供するラーメンは「鶏醤油(とりしょうゆ)ラーメン」(650円)。麺は、毎朝もんで作るという「手もみちぢれ麺」と全粒粉入りの「ストレート細麺」の2種類から選べる。塩だれベースのスープは、宮崎県産親鶏、国産の豚足や豚骨、瀬戸内産煮干し、昆布を使う。4種類のしょうゆを合わせたものに昆布と煮干しを打って1カ月寝かせた本返しと、自家製焼き豚の煮汁を合わせて作る。

 トッピングは「辛ミンチ」(250円)、「チャーシュー2枚」(300円)、「煮卵」(150円)、「メンマ」(100円)などを用意。チャーシューのゆで汁で作るという「もつ煮込み」(300円)のほか、サイドメニューの「ギョーザ3個」(200円)も提供する。

 「ラーメンだけではなく気軽に来てもらえるように」と、ご飯食べ放題、卵取り放題(以上150円)を提供するほか、瓶ビールやハイボール、芋・麦の焼酎などのアルコールもそろえる。

 隅野さんは「もつ煮込みや、コクのある自家製の燻製(くんせい)しょうゆをかけて食べる卵かけご飯も好評。落ち着いたら夜の営業時間も長くし、飲みに行った帰りの締めの店として使ってもらえるようにもしたい。店内は紫や緑などライトアップするので雰囲気もまた変わると思う」と話す。

 野原さんは「ラーメン激戦区の宇部だが、このエリアにあまりないしょうゆラーメン一本で勝負する。宇部のしょうゆラーメンといったらここと言われるように、街に根付いた店にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~15時、18時~21時。

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