特集/コラム

【ヤマ経インタビュー】2008-02-08

個性光るデニム作品を大募集−道門アーケードでデザインコンテスト

 市民が自由に加工した「ジージャン」と「ジーパン」を商店街で発表し、来街者の人気投票で審査するユニークな催し「デニムDEどうもん デザインコンテスト」が、3月20日から23日の「どうもん さくら祭り」に合わせ、山口・道場門前アーケード内で4日間にわたって開催される。中心商店街を舞台にした国民文化祭の一事業「街じゅうデニム」で、個性的な衣装をまとった数十体のマネキンが道場門前に立ち並んだ衝撃は、まだ記憶に新しいところ。まちに新風を吹き込んだあのイベントが、1年半ぶりに復活する。主催の山口道場門前商店街振興組合では、今月早々にエントリー受付を開始。企画・運営に携わる販促委員長、田原光昭さん(清香園茶店専務)と同副委員長の小田晴彦さん(ハローズ社長)に、今回のコンテストにかける思いなどを聞いた。

田原委員長(左)と小田副委員長―― 「デニムDEどうもん」のそもそものきっかけは?

田原 国民文化祭の開催にあたり、道場門前商店街としても何らかの形で事業に参画しようとこの企画を考えました。商店街及び周辺ではデニムで街を埋め尽くそうというイベントが進められていましたし、せっかくなら一緒になって催しを盛り上げたいと。素材は「デニム」。ただし、一般市民が気軽に参加できるものでなければ意味がない。そこで、もともと完成されている既製品のジージャンとジーパンを無償提供してオリジナルデザインに加工していただき、その作品を人通りの多いアーケードの中に展示しようということになったのです。道場門前アーケードは全長約300メートルと長い距離がありますからね。さらに、ものづくりが好きな人だけが参加するイベントで終わらせないために、来街者の人気投票によるコンテストの形をとりました。

―― 手の込んだデザインが目立ちましたね。

小田 有り難いことに、前回は定員の100人を超える応募がありました。20歳代を中心に10〜60歳代と年齢層も幅広く、男性のエントリーも意外と多かったですね。作品の方も、実用的なデザインから意表を突く斬新なものまで、かなりオリジナリティーにあふれる力作が寄せられました。ジャケットの原型を留めないキャミソールだったり、ドレス仕様の作品なんかも印象的でした。エントリーされた方は基本的に素人さんばかりなのですが、その発想の豊かさにはとても驚かされましたよ。当初の予想よりもはるかにレベルが高くて。

―― 100点というとマネキンに着せるのも大変ですね。

小田 応募は1人1点、つまりジージャンかジーパンのいずれかなので、作り手も趣向も異なるトップスとボトムスを組み合わせるという面では結構神経を使います。洋服はコーディネート次第で印象が変わりますから。ただこの点に関して言えば、道場門前商店街にはファッション専門店が多いという強みがあります。また、展示するマネキンは期間中、各店舗が1〜2体ずつ管理して、朝晩の出し入れなどを行います。市民と店舗がアーケード=コンテスト会場でつながり、商店街に新たな魅力や交流が生まれれば理想的ですね。

―― 今回は受賞枠が広がるとか?

田原 前回は最優秀賞1人、入賞9人を選ばせていただきましたが、どうしてもトップスの方が注目されやすく、入賞作品のうち8点がジャケット、2点がパンツという結果になりました。その反省を踏まえ、今回は「ジャケットの部」と「パンツの部」をつくり、それぞれに最優秀賞1点(賞金3万円)、優秀賞1点(同1万円)、入賞1点(同5千円)の受賞枠を設けています。計20の賞を用意しておりますので、ふるってご参加いただきたいと思います。

―― コンテストは今後も継続されるのですか?

田原 前回は国文祭の一環ということで独自色が薄まってしまいましたが、道場門前商店街オリジナルのイベントとして定着できるよう、今回が1回目のつもりでコンテストを成功させたいと思っています。市民の作品を商店街が披露し、訪れた人たちが作品を鑑賞しながら投票を行う、市民と商店街との一体感が生まれるおもしろい企画ですから。将来的にはアイテムの種類を増やすなど、対象作品の幅を広げていってもいいですね。

小田 イベントごとは往々にして主催者側からの発信で終わってしまいがちですが、このような参加・交流型の催しは継続していきたい。作品の講評で立ち話に花が咲いたり、知人の作品を前に盛り上がったりと、滞留する人が増えれば通りにも自然と活気が出るものです。こういった機会を生かせるよう、我々も専門店としての魅力をさらに磨いていくつもりです。

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