特集/コラム
プロ一年目の挑戦−山形陵馬選手が本格始動
この春防府の誠英高校を卒業した山口市在住のプロゴルファー・山形陵馬選手(18歳、シゲエダゴルフ(株)所属)が、ツアートーナメント出場を目指し動き始めた。昨年10月の「クォリファイングトーナメント(QT)」で3次予選まで勝ち進み、ツアープレーヤーの座を獲得。夢の大舞台を前に毎日の練習にも余念がない山形選手に、プロ1年目の抱負などを聞いた。
―― プロゴルファーになるという子どもの頃からの夢を叶えられましたね。
山形 日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する、翌シーズンの日本ツアー出場資格をかけたQTに昨年初挑戦し、ファイナルには届きませんでしたが、一歩手前の3次予選まで駒を進めることができました。そこで、主催推薦があれば6試合までジャパンゴルフツアーに出場できる権利をいただき、ツアープレーヤー、つまりプロになる資格を手にしたわけです。1月1日に正式にプロ宣言し、シゲエダゴルフ(株)(山口市大内御堀)と所属及びマネージメント契約を結びました。7歳でゴルフを始め、以来プロになることだけを目標にがんばってきましたし、その上地元でゴルフに専念できる環境に恵まれたことを、本当にうれしく思います。
―― これまでも数々の大会で優勝し、ゴルフ界期待の星として注目を集めてこられましたが、昨シーズンの成績は特に目を見張るものがありますね。
山形 9月に宇部72カントリークラブであった「日刊アマゴルフ」あたりから好調です。このアマチュア選手権では、3バーディー、2ボギーの71で初優勝。10月の「県民ゴルフ大会」でも優勝を果たしました。広島で行われた「安芸オープンゴルフトーナメント」では、スコア65でプロを抑え、まさかの総合優勝。プロに勝てたという実感は、それまで経験したことのない大きな自信になりました。追い風に乗り、初のQTにも本当にベストな状態で挑めました。
―― プロ転向後の試合はいかがですか?
山形 デビュー戦となった2月の「パールオープン」(ハワイ)では、米国のプロと肩を並べ、緊張もありましたが予選を通過し、1オーバー、190中43位の成績で終えました。先月は、九州のプロゴルファーが集結する「トヨタカップオープン」の予選を、1アンダー、11位で通過。シード選手も交じる「東急大分オープン」では、3アンダー、5位を記録できました。コンディションは抜群です。
―― 何か特別なレッスンをされているのですか?
山形 重枝了プロに加え、昨年の11月から、片山晋呉プロの専属コーチでもある谷将貴にスイング指導をしてもらっています。また、中学生時代から練習場に使わせていただいているここ、シゲエダゴルフに設置されているスイング解析マシンでも毎日スイングをチェックします。プレーン・軸・リズムをベストな状態に保てるようになり、ずいぶんスイングが安定してきました。
―― そんな秘密があったのですね。
山形 江連忠プロ監修の「モーション・アナライザー」というんですが、上田桃子選手をはじめ多くのプロが愛用しているマシンです。今活躍しているプロの多くは、このようなシステムを使ってスイングを解析・チェックしながら修正や改良を重ねています。撮影・保存した自分のスイングフォーム、スピードや角度を細かく解析できるので、好調を持続できるようになりました。
―― それは頼もしいですね。プロと言えば、何かと話題の石川遼選手とは一緒にプレーした仲だとか?
山形 中学3年の時の全国大会では、私が1位、当時中学1年だった石川君が2位の成績でした。その大会がきっかけで、日本代表選手として一緒に米国で開催された世界ジュニアに出場したこともあります。今でも大会などでよく一緒になります。良きライバルですね。
―― 最後に、今後の抱負をお聞かせ下さい。
山形 プロになる夢は実現しましたが、まだまだ末端の選手。今はとにかくゴルフに集中して腕を磨き、一日も早くツアー参戦したいと思います。また、今年のQTは2次予選からの出場となるので、必ずファイナルまで進み、来シーズンのレギュラーツアー出場を果たしたいです。憧れのタイガー・ウッズ選手に少しでも近づけるよう、これからも一つひとつのプレーを大事に、頑張ります。そして、日本ツアーのシード選手になり、ワールドランキング30位以内に早く入りたいです。また、U.S.PGAツアーのQスクール(予選会)にも今年から挑戦するつもりです。
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