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宇部の食堂が提供する「重ねカツ丼」「重ね親子丼」、口コミで挑戦者続々

宇部・中央町の食堂「おかげさまII」が提供する「重ねカツ丼」

宇部・中央町の食堂「おかげさまII」が提供する「重ねカツ丼」

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 宇部・中央町の食堂「おかげさまII(ツー)」(宇部市中央町2)が提供する大盛りメニュー「重ねカツ丼」「重ね親子丼」が話題を呼んでいる。

「カツ丼」の下に「カツ丼」が見える

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 昨年7月にオープンした同店。オープン時から提供している同メニューは、通常メニューの「カツ丼」の上にさらに「カツ丼」(親子丼の場合も同様)を重ね、ご飯は約2.5合を盛る。このボリューム感たっぷりの重ねっぷりが話題になり、下関や防府、周南などから完食を目指してチャレンジに来る客も多い。

 価格は680円(通常の「カツ丼」「親子丼」は500円)。完食できずに食べ残した場合は「お持ち帰り」になる。

 店主の植木さんは「普通の食堂にはない特徴のあるメニューを出そうと『重ねカツ丼』『重ね親子丼』を考えた。特に宣伝もしていないのに口コミだけでこんなに広まるとは。たくさんの人に来ていただいてうれしい限り」と話す。

 当初「重ねカツ丼」のカツは肩ロース肉を使っていたが、肉にかみ応えがあり満腹感が進むため誰も完食できなかった。そこで、スライスした豚肉を重ねる「ミルフィーユカツ」に変更。食べやすいだけでなく味も追求し、最もおいしい0.8ミリの厚さにスライスした手作りカツを提供する。

 「僕は完食できません(笑)」と植木さん。これまでに150人ほどがチャレンジし、39人が見事に完食(うち2人は女性)。挑戦者の大半は20~30代で、会社の上司から「挑戦して来い」と言われて挑戦に来る人も多いという。

 39人目の達成者になった男性(38)は「今日はコンディションを整えて来たが、最後の5口ぐらいからがつらかった(笑)。とてもおいしかったが、しばらくはカツ丼を見たくないかも(笑)」と話していた。

 同店ではさらに、カツ丼・親子丼・チキンカツ丼を一緒に盛ってご飯を約4.5合使う「ぶち盛り丼」(1,000円)も提供している。ぶち盛り丼は、「重ねカツ丼」か「重ね親子丼」を完食した人だけが挑戦できる超大盛りメニュー。今までに18人が挑戦し、完食者はまだ出ていないという。

 営業時間は11時~15時、18時~22時(金曜・土曜・祝前日は24時まで)。日曜・祝日定休。

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