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宇部B級グルメ、グランプリに「石炭パオ」-炭鉱で栄えた街をイメージ

宇部・新天町のパン店「ブランジェ パン・ペルデュ」が開発した「石炭包(パオ)」

宇部・新天町のパン店「ブランジェ パン・ペルデュ」が開発した「石炭包(パオ)」

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 今月5日の「宇部新川市まつり」で開催されたB級グルメ大会「宇部のB級グルメはこれだ!ディスカバB-最終決戦-」のグランプリが5月18日、発表された。

当日の会場の様子

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 グランプリを受賞したのは「石炭包(パオ)」。宇部沖でとれた「瀬戸内れんちょう」「きららえび」が入ったシーフードカレーを、イカスミを混ぜた黒いパン生地で包んだカレーパン。宇部・新天町のパン店「ブランジェ パン・ペルデュ」が炭鉱(石炭)で栄えた宇部をイメージして開発した。

 同大会は、宇部産の食材を使った料理を地元に定着させて食で宇部を盛り上げようと宇部商工会議所青年部地域開発委員会が企画し、市内の飲食店や地元企業、高校などの10チームが参加。当日は全体で3,000食以上を販売した。

 「グランプリを受賞したと聞いた時は本当にびっくりした」と話す同店の安田燿夫社長。「パンだから正直他のメニューに比べて弱いかなと思っていたので、まさかと思った」と驚きを隠せない様子。

 当日は用意した400個を90分で売り上げる人気を集めた同商品。開発には約2カ月を要した。「シーフードカレーをパンにすると魚の生臭さが残るが、それを消すためにいろいろな魚介類を入れて試行錯誤した」と振り返る安井社長。「これからはたくさんの人に食べてもらえる商品になれば」と期待を込める。

 6月4日にはグランプリ受賞式が宇部市役所正面玄関で行われ、同5日にはヒストリア宇部で200~300食が限定販売される。販売時間は11時~14時。

 同商品は今後、市内の飲食店30店舗で販売し定着を目指す。

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