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山口・YCAMで「ショートフィルムフェスティバル」 山口県初開催、20作品上映

上映する作品の一つ「向かいの窓」(写真提供=山口情報芸術センター)

上映する作品の一つ「向かいの窓」(写真提供=山口情報芸術センター)

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 短編映画上映イベント「ショートフィルムフェスティバル in YCAM supported by ShortShorts」が2月11日から3日間、山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で開催される。

上映作品「途切れない電話」

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 日本各地で開催されている日本発アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」と連携して実施する同イベント。山口県では初開催となる。「世界とつながる、考える あなたは誰かと語りたくなる」をテーマに、3日間で世界中の短編映画から選定した20作品を上映する。

 同イベントでは、4つのプログラムに編成して、1プログラム5つの短編映画を上映する。上映作品は、1本5分の作品から25分ほどの作品。今回上映する作品は全て山口県初上映の作品という。

 2020年米国アカデミー賞短編実写映画賞を受賞した作品「向かいの窓」(アメリカ)のほか、母と娘のドキュメンタリー「カマリ」(イギリス)、フランスのデジタル専門学校の学生らによって制作されたアニメーション「クレオパトラの鼻」、コロナ禍のフランスを舞台にした「途切れない電話」(以上フランス)、真夜中に美術品が動き出すファンタジー「石像の大きな冒険」(ポルトガル・フランス)など、アニメーション、劇映画、ドキュメンタリー作品など多様なジャンルの作品を上映する。

 期間中、ナビゲーターによる解説や参加者同士の感想共有を間に挟んで2度鑑賞する「映画を2回観る会」(11日・12日)も実施する。

 同館シネマ広報担当の前原美織さんは「意見をシェアする機会を設けることで、新たな視点で作品の魅力をより深く楽むことができるのでは」と話す。

 「作品を通じて世界の生活・文化が見えるラインアップになっている。コミュニケーションの大切さを学べる作品や、一歩踏み出す勇気をもらえる作品など、いろいろな意味で自分の世界が広がると思う。映画を劇場で見る面白さを感じてほしいし、暗いニュースが多い中で少しでも楽しい気持ちになり、明るい希望になってもらえたら」と期待を寄せる。

 定員は各回100人。料金は、一般=1,000円、any会員・25歳以下=800円。2月13日まで。

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