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長門で「夕涼み棚田マルシェ」 犬と楽しめる棚田へ、「わんわん待て大会」も

過去の開催の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

過去の開催の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

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 棚田を活用するマルシェイベント「夕涼み棚田マルシェ」が8月26日、長門・油谷地区の「棚田の花段」(長門市油谷後畑)で開かれる。

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 棚田再生プロジェクト「ときめく棚田大作戦」の一環で、今年で4回目となる同イベント。昨年に引き続き、棚田が一番きれいに見えると言われる「マジックアワー」の時間帯に行う。

 主催するNPO法人ゆや棚田景観保存会の和田あいこ副理事は「棚田から見える漁火や夕焼けが有名だったことや、猛暑が続いていることもあって今年も夜の開催にした。問い合わせもあり、イベント自体の認知も広がってきているようでうれしい。今年は地元への周知にも力を入れている」と話す。

 今年は「ペットと飼い主が楽しい棚田を作ろう」というコンセプトの下、来場者が連れてきた犬の「待て」ができる時間の長さを競う「わんわん待て大会」(要事前参加申し込み)を実施する。和田さんは「棚田の一部にドッグランを作ったり、絶景を楽しめるようなお散歩コースを整えたりするためのクラウドファンディングの計画も進めており、今回のイベントをきっかけに『あそこに行けば楽しい棚田がある』ということがワンちゃん界隈でも広がれば」と話す。

 当日は、ペットボトルの中にLEDや太陽光パネルを組み込んだ照明器具「ペットボタル」500個をハーブ園に設置する。ハンマーダルシマーの演奏会や体験会、ファイヤーダンスなどのパフォーマンスを予定するほか、イベントのフィナーレには音楽などを流す「ミニミニレーザータイム」を設ける。

 マルシェでは、ハーブ畑で採れたハーブを使う「レモングラスビール」や「ハーブポテト」、琥珀糖、ハーブティー、長門の名物・焼き鳥などを提供するほか、地元飲食店のキッチンカーも来場する。旧文洋小学校を飲食可能な休憩スペースとして開放する。

 和田さんは「昼間とは違った雰囲気の棚田を心置きなくゆっくり楽しんでもらいたい。今年は犬に注力しているが、今後はヨガなどいろいろな体験ができる場所として、ときめきをたくさん増やしていくことが目標。好きなものや良いと思うものは人それぞれ違うが、ひとつでも多くの『いいね』を生み出す棚田を育てていきたい」と話す。

 開催時間は16時~20時30分。雨天中止。

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